爬虫類であるかめは、200種類以上の種類があると言われています。
長寿の証としても人気があるかめですが、ペットとしても需要があります。
かめと一緒に暮らしてみると、賢さや可愛らしさに気づき、かめの虜になる方も多いようです。
我が家にも16歳になるミナミイシガメ君(2023年現在)がいて、10月には17歳を迎えます。
彼の動きや仕草、表情に日々癒されています。
今回は、かめと暮らす日々の魅力やポイントなどについてご紹介します。
かめと暮らす日々の魅力とは
かめは、爬虫類に分類されますが、トカゲやカエル、ヘビなどとは異なり、甲羅があるという特徴があります。
変温動物でもあるので、寒い季節になると冬眠するかめもいます。
かめは、大きく分けると以下の3種類に分かれます。
- 水で暮らすかめ
- 陸で暮らすかめ
- 水でも陸でも暮らすかめ
かめは、ペットとしても人気がありますが、その魅力とは何でしょうか。
ここからは、かめと暮らす日々の魅力についてご紹介します。
穏やかな性格
かめと暮らす日々の魅力と言えば、穏やかな性格です。
かめの中には活発に動く子もいるようですが、我が家のかめは、基本的に穏やかで、物静かな性格です。
我が家のミナミイシガメくんは、晴れの日の昼間には陸場の上で、甲羅を干しながら寝ています。
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近づく時は声を掛けるのですが、大きな音、急に近づくなどの場合は、パニックを起こすほど怖がりで、臆病な部分もあります。
ただし、ごはんの時間が近くなった時や食後は、テンションが上がるようで、立ち上がる、歩き回るなど、普段とは違う一面を見せることもあります。
人になつく
かめと暮らす日々の魅力と言えば、人になつくことです。
かめは、犬や猫のように近づいてくること、そして撫でることができないと思われる方もいるかもしれませんが、かめはなつきます。
ごはんのおねだりだけではなく、水槽から出すと膝に乗る、顔を撫でると口を鳴らすなどコミュニケーションをとることができます。
調べてみるとかめは、好奇心が旺盛で、部屋の中を歩き回るかめさんもいるようです。
我が家のミナミイシガメくんも部屋を探索することがあります。
その時はとても俊敏で、かめとは思えないスピードで、目の前を駆け抜けます。
賢い
かめと暮らす日々の魅力と言えば、賢いということもあります。
かめは、お世話する人がわかるほど、知能が高い生き物と言われています。
我が家のミナミイシガメくんも部屋にいる人、出る人などをしっかり認識するように、顔をじっとみつめてきます。
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水槽内にあるぶくぶくと呼ぶ水槽用ろ過フィルターが我が家のかめさんのお気に入りで、接続部分を外すという遊びをしています。
エアーが出る部分を外して追いかけるという遊びにハマってしまい、きちんと接続しておかないとすぐにおもちゃにされてしまいます。
外し方を学習した当初は、何度も繰り返して遊ぶようになり、大変困りました。
出たい時は直立
我が家のミナミイシガメくんは、水槽内から出たい時は、直立します。
基本的に水槽内で暮らしていますが、出たくなると水槽の角に立ってアピールします。
二本足で頑張って立つ姿は、とても可愛らしく、そして危うげなので、水槽から出してあげるようになりました。
出してあげるまで直立しているので、立てば水槽から出ることができると学習したのでしょう。
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手がかからない
かめと暮らす日々の魅力として、手がかからないということもあります。
犬のように毎日散歩へ連れていく必要はありません。
鳴き声、走る音などの心配もなく、飼いやすいペットと言えるでしょう。
定期的に水槽の掃除、ライト、ヒーターなどの交換は必要になりますが、他のペット類と比べて特別高額ということもありません。
かめとの暮らしのポイントとは
かめの魅力についてご紹介しましたが、かめと暮らす際のポイントについてご紹介します。
掃除のこと
かめと暮らす際のポイントとして、掃除のことがあります。
かめは、水槽内の水を飲んで生活しているので、定期的な掃除、水の交換が必要になります。
我が家では、大人になった今、週に1度掃除をしています。
しかし、子亀の頃は汚れやすかったので、2日置きくらいで水替えしました。
汚れた水は、かめの水不足にも繋がると言われているので、夏場は特に気を付けています。
水槽のこと
かめと暮らす際のポイントとして、水槽のこともあります。
かめは、子亀の頃は小さいですが、成長と共にどんどん大きくなります。
我が家も最初は、小さなガラスの水槽を使用していましたが、今では衣装ケースを利用するほど大きくなりました。
大きなサイズのガラスの水槽では、掃除の際に重くて動かすことができないので、プラスチックの衣装ケースを使っています。
水槽は、様々なサイズと種類がありますが、掃除のことを考えた上で選ぶことをおすすめします。
長寿のこと
かめと暮らす際のポイントとして、長寿ということもあります。
かめは、一般的なペットと比べると長寿の生き物です。
例えば、ミドリガメの寿命は、40年程度と言われています。
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我が家のミナミイシガメくんは、20年から30年以上と言われました。
今から子亀を迎えるとしたら、最後まできちんとお世話できるかどうかわかりません。
お迎え時は、自身の年齢を考えた上で一緒に暮らすことにしましたので、最後まで暮らせるかどうかを考えることは大切なことだと思います。
かめとの暮らしに欠かせないアイテムとは
かめの魅力や暮らす際のポイントなどをご紹介しましたが、ここからは我が家で暮らすミナミイシガメさんに欠かせないアイテムをご紹介します。
紫外線ライト
かめとの暮らしに欠かせないアイテムは、紫外線ライトです。
我が家では、紫外線ライトを毎日使っています。
紫外線ライトは、かめの甲羅作りに欠かせません。
定期的に屋外で甲羅干しをさせていても毎日使用しています。
照射ライト
かめとの暮らしに欠かせないアイテムは、照射ライトです。
照射ライトは、バスキングライトとも言いますが、亀の体を保温させるために欠かせません。
光と熱を出すライトなので、日光の代わりになります。
紫外線ライトと照射ライトは、クリップスタンドを利用して、水槽の両側に取り付けています。
我が家では、ミナミイシガメくんが起きている時間帯に点灯させています。
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ヒーター
かめとの暮らしに欠かせないアイテムは、ヒーターです。
我が家のミナミイシガメくんは、温度管理が必要なかめです。
夏もエアコンの部屋で暮らしているので、一年中水中用のヒーターを入れています。
適温は、20度以上や25度程度と言われています。
お迎えの際にもヒーターの必要性を説明されましたので、水槽のサイズに合うタイプを使っています。
この他に、水温の温度を見るための温度計、冬には保温シート、ビニールハウスなどもおすすめです。
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水質調整剤
かめとの暮らしに欠かせないアイテムは、水質調整剤です。
水質調整剤は、水道のカルキ抜きや亀の臭いを抑える目的があります。
水替えの時には必ず水槽内に入れるアイテムです。
ろ過フィルター
かめとの暮らしに欠かせないアイテムは、ろ過フィルターです。
水槽を綺麗に保つために、かめ用のろ過フィルターを使用しています。
我が家のミナミイシガメくんは、甲羅より上に水があると溺れてしまうので水深が浅くなっています。
我が家のミナミイシガメくんの水深に合わせて、ろ過フィルターは、厚みがないタイプを使っています。
ろ過フィルターは、本体とフィルターがあります。
中に入れるフィルターは汚れやすいので、汚れた時、または最低でも週に1回交換しています。
ごはん(餌)
かめとの暮らしに欠かせないアイテムは、ごはん(餌)です。
3分くらいで食べきれる量と記載されているかめの餌もありますが、それでは我が家のかめさんは、肥満街道まっしぐらです。
1個または半分など、とても少ない量をあげています。
しかし、ぽっちゃり体型を維持しています。
大人になると量や回数を減らす、絶食の日を作るなど色々な食べさせ方があるようですが、我が家では、1日2食です。
ごはん(餌)を食べない時の対策
我が家のミナミイシガメくんは、かめ専用の餌をたまに食べなくなる時があります。
ミナミイシガメくんが飽きないように、2カ月置き位の間隔でごはん(餌)を変えていますが、急に食べなくなってしまうのです。
体の不調や心の不調かわかりませんが、食べなくなった時には、鶏肉、牛肉をあげています。
鶏肉や牛肉は、ミナミイシガメ君の誕生日やクリスマスなど特別な日のプレゼントですが、食べない時にもあげています。
かめの餌では食べなくても、お肉なら食べてくれるので、徐々に普段の食事に戻していきます。
いつかのおはなし
かめと暮らす日々の魅力をご紹介しましたが、いつかのおはなしをしたいと思います。
ミナミイシガメ君との出会い
ミナミイシガメ君との出会いは、今から何年前でしょうか。
あるペットショップで売り残りとして、紫外線ライトも点いていない場所にミナミイシガメ君は居ました。
紫外線ライトを浴びていなかったせいか、甲羅から出ている部分はほぼ真っ白でした。
甲羅も洗ってもらえなかったので、苔が生えており、今もその名残りがあります。
何度訪ねてもミナミイシガメ君はそこにいて、しかも笑っているので、家族と相談してお迎えすることにしました。
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それから十年以上が経ちました。
ミナミイシガメは、ピカピカ綺麗な茶色の甲羅ですが、我が家のミナミイシガメくんは、幼少期の名残故、緑色が混ざっています。
でも、我が家のミナミイシガメくんの甲羅は、オリジナルの甲羅、特別な甲羅だと思っています。
いつかのおはなし
震災でかめくんが育った実家のペットショップはもうありません。
でも、我が家の大切な家族になりました。
私も家族も、そしてミナミイシガメ君も一緒に年を重ねています。
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ペットは、人間よりも命が短いので、こちら側が送ることになります。
最近ではペットの葬儀、セレモニーもあり、我が家でも利用したことがあります。
ペットの葬儀では、人間と同じような形式で、きちんと見送ることができました。
電話した時にはうまく話すことができませんでしたが、こちらの話をじっくり、静かに聞いていただき、優しく受け止めていただいたことを記憶しています。
様々なお別れの仕方があると思いますが、かめくんに、そして家族に、いつかその日が来たら、きちんとお見送りしたいです。
葬儀で聞いた言葉「いってらっしゃい」
葬儀の時、泣き崩れる私でしたが、葬儀社の方の「いってらっしゃい」という言葉で、ハッとしました。
「さよなら」でも「元気でね」ともなく、「いってらっしゃい」。
「いってらっしゃい」という言葉をかけるということは、彼女がまたこの世界へ戻ってきて「おかえりなさい」も言えるということなのかなと。
または、いつか私も誰かに「いってらっしゃい」と見送ってもらい、彼女と会えた時「おかえりなさい」と声を掛けてもらえるのかなと、終わりではないこと、いつかの夢ができました。
だから、その日が来たら、感謝の気持ちを込めて「いってらっしゃい」と送りたいと思います。
その日が、その時がいつ来るのかはわからないですが、かめくんのその日は、人間より先に来ると思っています。
今日も愛情を持って、笑顔でミナミイシガメ君との1日を楽しもうと思います。
まとめ
かめと暮らす日々の魅力についてご紹介しました。
かめの魅力や暮らす際のポイントなどについてもお分かりいただけたでしょう。
生き物と生活することは、とても楽しく、癒しの時間にもなります。
かめとの暮らしだけではなく、植物との暮らしもおすすめです。
我が家ではサボテンや食べたマンゴーを種から育てるという生活もしています。
大人だけではなく、子どもの心の成長にもおすすめですから、この機会に誰かや何かとの暮らしについて思いを馳せてみませんか。
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