キャンプは、自然の中に身を置くので、癒しやリフレッシュだけではなく、子供の五感も刺激します。
五感を刺激することは、子供の発達や脳の活性化などを促す効果が期待できます。
キャンプの楽しさに魅了されて、ソロキャンプへ出かける大人が増えていますが、ファミリーキャンプもおすすめです。
今回は、キャンプの子供への効果やファミリー向けキャンプ場の選び方などをご紹介します。
キャンプの子供への効果とは
キャンプは、自然の中で過ごすので、普段とは違う体験がたくさんできます。
虫や花、鳥などの生き物、天候、環境問題にも触れる機会になるので、新しい発見もあるでしょう。
文部科学省では、自然体験活動として、登山やキャンプ、ハイキング等を、自然、環境に係る学習活動の例として挙げています。
体験活動は，幼少期から青年期まで，多くの人と関わりながら体験を積み重ねることにより，「社会を生き抜く力」として必要となる基礎的な能力を養う効果があると考えられています。社会で求められる仲間とのコミュニケーション能力や自立心，主体性，協調性，チャレンジ精神，責任感，創造力，異なる他者と協働する能力等を育むためには，様々な体験活動が不可欠です。
文部科学省「子供たちの未来を育む豊かな体験活動の充実」
体験活動をすることで、社会を生き抜く力を養う効果があるという記載もあり、「大人になり思い通りにならない状況に直面した時にも対応できる力がつく」ということも期待されています。
ここからは、キャンプの子供への効果をご紹介します。
コミュニケーション能力を高める
キャンプの子供への効果は、コミュニケーション能力を高めるということです。
キャンプでは、家族やお友達、周りにいる人たちと一緒に活動する、遊ぶなどで、会話の機会が増えます。
一人ではできないことがあれば、協力して誰かと何かに取り組むことにもなりますから、普段は会話をしないお子様の口数も増えるはずです。
コミュニケーション能力を高めることは、社会性を身につけることや協調性を育むことにも繋がるので、他者と関わることも楽しさを感じるチャンスにもなるでしょう。
脳の発達を促す
キャンプの子供への効果は、脳の発達を促すということです。
指先の神経は脳とつながりがあると言われています。
手や指先を動かすことは、脳の血流量をアップさせて、活性化させることに繋がります。
キャンプでは、木や土、川などに触れ、手や指先を動かすことも多いので、遊びや作業の中で、子供の脳の発達を促す効果が期待できます。
鳥の声や水の冷たさ、炎の変化などで子どもの五感を刺激することも脳の発達に繋がります。
キャンプでは普段は感じない感覚を刺激することもできるので、成長期のお子様におすすめです。
創造力を養う
キャンプの子供への効果は、創造力を養うということです。
創造力は、ごっこ遊びや粘土遊び、レゴ遊びなどで養うことができますが、キャンプもおすすめです。
キャンプでは、様々なことを考えます。
- 「虫を捕まえるにはどうしたらいいの？」
- 「この野菜はどんな形に切ろうかなぁ？」
- 「ここではどんな遊びができるかな？」
上記のように、キャンプで考える時間は、子供の創造力を高めることに繋がります。
創造力は、新しい価値を生み出す力のことです。
小学校で必修化されたプログラミング学習にも生かすことができますので、キャンプ場での自由な時間の中で、楽しく高めていくことをおすすめします。
リラックスできる
キャンプの子供への効果は、リラックスできるということです。
キャンプ場は、自然の中にありますから、マイナスイオンによるリラックス効果が期待できます。
癒しの時間は、大人だけではなく、子供にも必要な時間です。
焚火の精神安定効果
キャンプ中の焚火には、1/fゆらぎ効果があると言われています。
人間が心地よく感じる揺らぎなので、焚火を見ているだけで精神を落ち着かせる、安心するなどリラックスできます。
リラックスすることは、自律神経を整える、ストレスホルモンを低下させるなどの効果も期待できます。
焚火やキャンプ用品の収納におすすめのコンテナは、ふるさと納税で購入できますので、必要な物がある時には、お得に購入できる方法を探すことをおすすめします。
知的好奇心を高める
キャンプの子供への効果は、知的好奇心を高めるということです。
知的好奇心は、知りたいという気持ちや欲求なので、子供の学習意欲や学力アップに繋がります。
キャンプでは、様々な活動をするので、疑問に思うこともあるでしょう。
わからないことを親に聞く、自分で調べるなどして考えることは、子供の感性や心の成長も促します。
親と一緒に考えることでも知的好奇心を養うことができますから、すぐに答えを教えずに、「どうしてだろう？」と一緒に考えることをおすすめします。
家族の絆を深める
キャンプの子供への効果は、家族の絆を深めるということです。
キャンプでは、普段は見ることがない親の姿を見ることができます。
料理や魚釣り、焚火など両親で協力して何かに取り組む姿は、子供にとって新鮮ですし、家族の仲の良さを実感するきっかけにもなります。
家族で作業することも子供との会話が増えて、絆を深めることに繋がります。
家族でキャンプや旅行など非日常体験をすることは、子どもにとって大切な思い出にもなります。
喜びや感動など様々な体験をして、家族で共有することをおすすめします。
ファミリー向けキャンプ場の選び方とは
キャンプの子供への効果についてご紹介しましたが、ここからはファミリー向けキャンプ場の選び方をご紹介します。
遠すぎないキャンプ場を選ぶ
家から遠すぎるキャンプ場は、移動だけでお子様が疲れてしまう可能性があります。
キャンプでは、天候不良や体調のトラブルなどで帰宅する可能性もありますので、家から遠すぎないキャンプ場を選ぶことをおすすめします。
トイレがあるキャンプ場を選ぶ
キャンプ場には、トイレが必ずあるわけではなく、水洗トイレではない所もあります。
お子様連れの場合には、水洗トイレがあるかどうかを確認した上で選ぶと良いでしょう。
ウォシュレット付きトイレがある、授乳室がある、オムツ替え台があるなど、施設が充実している所を選ぶことをおすすめします。
食料が豊富なキャンプ場を選ぶ
キャンプ場には料理用食材や飲料、お菓子などを持って行くことが一般的ですが、材料が足りなくなることもあります。
料理が失敗して食べ物がなくなる可能性もありますので、売店や自販機など食料が豊富なキャンプ場を選ぶことをおすすめします。
お風呂があるキャンプ場を選ぶ
キャンプ場には、お風呂やシャワーなどが完備している所もあります。
家族風呂があれば、ご家族皆さまの団らんを楽しめますし、汗も疲れも洗い流すことができるのでおすすめです。
特に、夏や暑い時期はお風呂に入れないことがストレスになる可能性もあります。
キャンプ場にはなくても近くに温泉スポットがある所もありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
遊具が充実しているキャンプ場を選ぶ
お子様がキャンプを楽しむためには、遊具や遊び場がある所がおすすめです。
キャンプになれていなお子様の場合は、キャンプ場で何をして良いかわからず、飽きてしまう可能性があります。
昼間にたくさん遊ぶことが夜の安眠にも繋がりますので、お子様の年齢で遊べる遊具があるかどうかもチェックしておきましょう。
まとめ
キャンプの子供への効果やファミリー向けキャンプ場の選び方についてご紹介しました。
お子様の心と体に様々な効果があることもお分かりいただけたでしょう。
キャンプは、大人にとってもリフレッシュ効果が期待できますので、親子で、ご家族で体験することをおすすめします。
ファミリー向けキャンプ場は全国に多数ありますので、口コミや評判などを参考にして、お子様が楽しめそうな所へ出かけてみませんか。
