不登校になるお子様は、年々増加傾向にあります。
2022年文部科学省の調査によると2021年度の小中学生の不登校数は24万人以上で、前年度より24.9%増えました。
不登校のお子様の数は、年々増加傾向にあり、お子様によって原因は異なります。
不登校になると勉強のことを心配する保護者の方は多いようですが、フリースクールや学習教材、個別指導など自宅学習を行う方法は様々あります。
今回は、不登校の自宅学習のメリットやデメリット、おすすめの学習教材、個別指導などのこともご紹介します。
不登校の自宅学習のメリット
不登校になった時は、自宅学習を進めていくことになります。
自宅学習は、在籍する学校へ行かず、ご家庭で学習できるのでお子様の負担になりにくいという特徴があります。
また、選ぶ内容によっては出席扱いにもなりますから、欠席日数の不安も解消できるでしょう。
まずは、不登校の自宅学習のメリットについてご紹介します。
学習の場ができる
不登校の自宅学習のメリットとして、学習の場ができるということがあります。
不登校になると学校での授業を受けることができなくなるので、学習面での遅れが発生します。
自宅学習をすることで学習の遅れを取り戻すことができるだけではなく、進学の準備もできます。
出席扱いになる
不登校の自宅学習のメリットとして、出席扱いになるということがあります。
不登校になると出席日数を心配する保護者の方が多いようですが、条件をクリアすることで出席扱いになります。
学習教材や個別指導の中には出席扱いになるところもありますので、事前に確認した上で利用することをおすすめします。
メンタルサポートがある
不登校の自宅学習のメリットとして、メンタルサポートを受けることができることもあります。
フリースクールでは、カウンセリングや相談の場が設けられており、お子様の精神的なサポートを受けることができます。
また、学習教材や個別指導スタイルのところでも資格を持った講師がサポートを行うので、学習面以外のところもケアしてもらうことができます。
お子様の学習だけではなく、心のケアについても重要視される方は、プロのカウンセラーがいるフリースクールや個別指導を選びましょう。
復学の可能性を高める
不登校の自宅学習のメリットとして、復学の可能性を高めるということもあります。
フリースクールへ通い、新しいお友達、人間関係を築くこと、学習することが自信になり、在籍している学校へ戻れるケースもあります。
自分らしく過ごすことができる場所を見つけることで心が回復していくこともあり、復学が叶うお子様もいます。
また、実際に不登校の経験がある講師が指導しているところもあります。
経験者である講師へ相談することやアドバイスをもらうことが力になって、復学できるお子様もいるようです。
不登校の自宅学習のデメリットとは
不登校の自宅学習のメリットについてご紹介しましたが、自宅学習にはデメリットもあります。
ここからは、不登校の自宅学習のデメリットをご紹介します。
学習レベルが低くなる可能性がある
不登校の自宅学習のデメリットとして、学習レベルが低くなる可能性があるということもあります。
フリースクールでは、学習指導要領がないので、学校での学習内容と異なることもあります。
また、フリースクールは、お子様の心の支援が優先されるので、学習面に関するケアが不足する可能性もあります。
学習面を強化したい場合は、学習教材や個別指導などの検討をおすすめします。
料金がかかる
不登校の自宅学習のデメリットとして、料金がかかるということもあります。
フリースクールや学習教材、個別指導などでは料金がかかります。
料金は、月額料金だけではなく、入会金、教材費などもかかります。
在籍している学校へ通う場合よりも料金がかかるので復学までに時間を要する場合、就学支援制度が使えない場合は、自己負担になることも視野に入れておきましょう。
集団生活や社会との距離を感じやすい
不登校の自宅学習のデメリットとして、集団生活や社会との距離を感じやすいということがあります。
自宅学習では、同世代のお友達と交流する機会がないので、友達同士の関係性、コミュニケーションに関して対応できないというケースもあるようです。
交流の場がないと人間関係を築くことが難しいので、集団生活にも溶けこむことが困難でしょう。
出席扱いにならない
不登校の自宅学習のデメリットとして、出席扱いにならないこともあります。
自宅学習で出席扱いとして認められるためには様々な条件があります。
出席扱いになる条件についてはこちらもどうぞ。
条件をクリアしていない場合は、不登校にならないので、条件を確認し、自宅学習でも満たしている学習教材や個別指導などを選択することをおすすめします。
不登校での出席扱いになる制度とは
不登校でも自宅学習の内容によっては、出席扱いになるという制度があります。
出席扱いになるためには、すべての条件をクリアする必要があります。
文部科学省が定めた不登校の定義と出席扱いになるための条件を満たすことで、不登校でも出席扱いになります。
出席扱いになる教材や個別指導もありますので、次の項目で詳しくご紹介しましょう。
不登校の自宅学習におすすめの学習教材や個別指導
不登校になった時には、在籍する学校から「不登校特例校」へ移るという方法もあります。
しかし、不登校特例校は、全国的に数がまだ少ないので、お近くにない場合は、自宅学習教材や個別指導をおすすめします。
不登校特例校に関する記事「不登校特例校とフリースクールの違い」はこちらから!
ここからは、不登校の自宅学習におすすめの学習教材や個別指導をご紹介します。
すらら
「すらら」は、小学1年生から高校3年生までが対象で、不登校でも出席扱いになるという特徴があります。
すららでは、不登校でも出席扱いになるためには条件を満たしており、全国300人以上の不登校のお子様が出席扱いとして認められたという実績もあります。
すららの利用料金は、教科数や学年によっても異なります。
すららの入会金は以下です。
- 小中・中高5教科コース7,700円(税込)
- 小中・中高3教科11,000円(税込)
- 小学4教科コース11,000円(税込)
入会金は、新規入会時のみ必要です
月額料金は、支払い方によって異なります。
すららの5教科(国語/数学/理科/社会/英語)コースの場合は以下です。
- 毎月支払いコース月額10,978円(税込)
- 4ヵ月継続コースの月額10,428円(税込)
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すららでは、無料体験実施しています。
すららでは、特別無料体験と資料請求もできますので、この機会に是非ご検討ください。
ティントル
不登校専門オンライン個別指導ティントルは、学習支援だけではなく、様々なことの力になりたいと考えているスタッフが揃っています。
オンライン上のバーチャル教室に入室し、入室記録を基に出席の確認を行います。
ティントルの魅力をまとめてみました。
- お子様に合わせた指導内容、配慮など専門のスタッフが講師として指導
- オンラインでも出席扱いになる
- 教育カウンセラー1級不登校心理相談士の資格を持ったスタッフがサポート
- 通信制高校の生徒の進学もサポート
- 発達障害を持っていても担当スタッフが対応
- プログラミングを学ぶことができる
【ティントル 不登校専門オンライン個別指導】は、お子様の状況、希望に合わせてコマ数やサポートの有無が自由に選ぶことができます。
1コマは、30分の授業です。
小学生、中学生、高校生の3つのコースがあり、料金が異なります。
無料体験実施中!
ティントルでは、説明や無料体験を実施しています。
お名前、連絡先、お子様の学年、希望日時、相談内容などをホームページ上からお申込みいただけます。
ティントルでは、ライン相談、電話やパソコン、タブレットでの相談なども実施していますので、不安やお悩みがある保護者の方は、この機会に是非ご検討ください。
学研の家庭教師
学研の家庭教師は、オンラインでの指導も行っているので、全国どこからでも指導を受けることができます。
苦手科目を克服したいお子様だけではなく、復習や予習にも最適なです。
小学生だけではなく、中学生や高校生も対象なので、高校受験や大学受験を視野にして、長く続けることができます。
専任スタッフが目標管理を行い、サポートしますし、オーダーメイドカリキュラムも実施しています。
コースや料金は、月謝制で、教材の販売はありませんから、安心して利用することができるという特徴もあります。
高校進学にも対応
学研の家庭教師では、不登校のお子様の高校進学も対応しています。
過去10年間で750名の不登校のお子様の高校受験のフォローを行いました。
741名のお子様の高校進学の目標を達成し、学研では、高校進学後のフォローも行っています。
学研の家庭教師は、今なら無料カウンセリングと無料体験授業への参加を実施していますので、この機会に是非ご検討ください。
不登校は相談することも大切!
お子様が不登校になった時は、様々なご不安やお悩みがあるでしょう。
そのような時は、保護者の方だけで悩まずに、相談することをおすすめします。
例えば、仙台市では、仙台市内の不登校児童生徒のための適応指導センターを設けています。
公的機関「児遊の杜」「杜のひろば」はこちらから!
相談できる場所は、在籍する学校以外にも様々あります。
相談先の方の言葉がきっかけで道が開けることもあります。
力になってくれそうなところ、気になるところがあれば、まずは問い合わせてみると良いでしょう。
まとめ
不登校の自宅学習のメリットやデメリット、おすすめの学習教材や個別指導などについてご紹介しました。
学習教材や個別指導の中には、出席扱いになるところがあるということもお分かりいただけたでしょう。
不登校は、長く続くとは限りません。
不登校から復学したお子様もいます。
もちろんすぐに復学できないお子様もいますが、学習面だけではなく、メンタルにも寄り添うことで、お子様の気持ちが変化していく可能性はあります。
お子様にとって良い学習教材、個別指導などお子様に合う学びの場を選ぶことができるように、比較検討した上で決めることをおすすめします。