子どもは、自分の気持ちを上手く伝えることができなくて、癇癪を起すことがあります。
年齢と共に落ち着くと言われていますが、子どもの癇癪が頻繁にある、外出中に多いなどの場合は、どうしたらいいかお悩みの方もいるでしょう。
今回は、子どもの癇癪はどうしたらいいのか、原因や対処法などについてご紹介します。
子どもの癇癪どうしたらいい？原因とは
子どもの癇癪（かんしゃく）は、大声で叫ぶ、床で手足をばたつかせる、暴力的になるなどの行動をとるので、外出先で起きた場合は困りますよね。
しかし、上記のような癇癪は、子どものうちだけ見られる行動です。
癇癪は、反抗期にあたる1歳半頃から目立つようになりますが、5歳程度になれば、落ち着くと言われています。
子どもの癇癪が起きた時、どうしたらいいかとお悩みの方もいるでしょうが、癇癪には原因があります。
まずは、子どもの癇癪の原因をご紹介します。
欲求がある
子どもの癇癪の原因として、欲求があります。
子どもは、空腹になった時に、自分の気持ちを伝えることができず、癇癪という形であらわすことがあります。
「何か食べたい」、「お腹空いた」という気持ちを伝えられず、食べることもできないので、怒りの気持ちが癇癪を引き起こすのです。
どうしたらいいかわからない時は、子どもが何を欲しがっているのかについて考えると良いでしょう。
子どもの癇癪は、空腹だけではなく、眠い、休みたいなどの場合も起きることがあります。
親の注意を引きたい
子どもの癇癪の原因として、親の注意を引きたいということもあります。
自分以外のことに気を取られている親の注意を引いて、自分を見て欲しい時に、癇癪を起すのです。
食事の時間や寝る時間ではない場合の子どもの癇癪は、親に自分を見て欲しい、かまって欲しいという気持ちがあるかもしれません。
特に、弟や妹などがいる場合は、自分に注目が向かないことが癇癪の原因ということもあるので、接する時間を増やすことをおすすめします。
要求を通したい
子どもの癇癪の原因として、要求を通したいということもあります。
自分のしたいことや欲しい物などがあっても要求が通らない時、嫌なことがある時、子どもは癇癪を起すことがあります。
思い通りにならないことを全て叶えることは不可能です。
また、子どもの癇癪の度に、要求を受け入れ続けても、癇癪の時期がすぐに終わることはありません。
「癇癪を起せば、親が解決してくれる」と思わないように、正しく対処して、子どもの癇癪を上手に乗り切りましょう。
子どもの癇癪の対処法とは
子どもの癇癪が起きた時は、どうしたらいいか悩んでしまうでしょう。
外出中は、周りへの気配りも必要になりますから、できるだけ早く対処したいと思うでしょうが、どんな場合も親が子どもの気持ちに引っ張られず、冷静を保つことが大切です。
ここからは、子どもの癇癪はどうしたらいいか、癇癪の対処法をご紹介します。
子どもと周りの安全を確保する
子どもの癇癪の対処法として、子どもと周りの安全を確保することが大切です。
子どもが癇癪を起した時は、パニック状態になることもあり、周りを気にせずに、動き回る可能性があります。
子どもや周囲の安全を確保しながら、少しずつスキンシップをとりましょう。
大きな声で怒る、無理に抱っこなどしても暴れてしまって危険な状態を招くこともありますから、優しく声を掛けて、傍にいることが大切です。
そして、子どもの癇癪が落ち着いた後は、褒めましょう。
子どもに安心感を与えることで、落ち着きを取り戻すことができるはずです。
語彙力を高める
子どもの癇癪の対処法として、語彙力を高めることもおすすめです。
子どもは使える言葉が少ないので、どうしたらいいかわからずに癇癪を起すことがあります。
言葉を使いこなすことができれば、癇癪を起さずに、自分で不満や要求などを伝えることができます。
子どもの語彙力を高めて、上手に話すためには、言葉に触れる機会を増やすことが大切です。
- 絵本
- 読書
- 図鑑
- 知育教材
上記は、語彙力を高める方法としておすすめなので、お子様の興味に合わせて取り入れることをおすすめします。
数で伝える
子どもの癇癪の対処法として、数で伝えることもおすすめです。
子どもがテレビを観ている時、お菓子を食べている時、遊んでいる時など、子どもが何かに夢中になっている時には、親の声のかけ方次第で、癇癪が起きる可能性があります。
「もう終わり！」と突然終わりを告げると、子どもは気持ちの整理がつかず、遊びたいという気持ちを通したい気持ちもあり、癇癪を起すことがあります。
- 「あと3口食べたら歯磨きしよう」
- 「あと5分したらお風呂に入ろう」
上記のように、突然終わらせるのではなく、数で伝えることをおすすめします。
数を使い、曖昧な表現を避けることで、子どもは理解しやすくなりますが、数字がわからなければ使えない方法です。
数を身近に感じることができるように、幼児から学べる教材もありますので、語彙力と併せて数字にも触れる機会を作ると良いでしょう。
癇癪時のアイテムを決めておく
子どもの癇癪の対処法として、癇癪時のアイテムを決めておくこともおすすめです。
子どもは癇癪が起きた時に、どうしたらいいかわからず叫び続けることがありますが、好きなアイテムがあれば、気持ちを切り替えるきっかけになります。
子どもが好きで、安心できるようなアイテム、リラックスできるアイテムを冷静な時に話し合い、準備しておきましょう。
- 好きな香り
- 好きなぬいぐるみ
- 好きなキーホルダー
- 好きな音楽
上記のように、子どもが好きなものを癇癪が起きそうな時や癇癪を起した時に見せること、触れることで、子ども自身で落ち着くことができるようになるでしょう。
気持ちを表すカードを使う
子どもの癇癪の対処法として、気持ちを表すカードを使うこともおすすめです。
気持ちカードとは、絵や言葉で気持ちが書いてあるカードのことです。
「どうしたらいいかわからない」という時、気持ちを上手く言葉にできない時、カードを使うことで親や保護者に伝えることができます。
お子様でも視覚的にわかりやすいカードで、自分の気持ちも重ねやすいのでおすすめです。
気持ちカードで、コミュニケーションをとることがスムーズになれば、子どもの癇癪も減っていくでしょう。
子どもの癇癪には家庭での幼児教育もおすすめ！
子どもの癇癪どうしらたいい？とお悩みの方には、ご家庭での幼児教育もおすすめです。
幼児教育は、教材を使う方法もあれば、ご家庭でできる方法も豊富にあります。
お子様が生活する中で行う全てのことが幼児教育ですから、勉強だけではなく、歯磨きやお片付け、お手伝いも幼児教育です。
幼児向け教材もおすすめ
幼児教育は、【こどもちゃれんじ】やスマイルゼミ、幼児ポピーなど、幼児向け教材を使用することもおすすめです。
ご家庭で取り入れやすい内容が多いので、親子で楽しみながらコミュニケーションをとり、絆を深めることもできます。
幼児向け教材を利用することは、子どもの脳の成長も促しますので、心と体にも良い効果が期待できます。
子どもの癇癪対策だけではなく、小学校入学前のお子様の学習習慣を身につける効果も期待できますので、この機会に是非ご検討ください。
まとめ
子どもの癇癪にはどうしたらいいか、原因や対処法などについてご紹介しました。
子どもの癇癪は、自分の言葉で伝えることができなくて起きるということもお分かりいただけたでしょう。
子どもが癇癪を起した時は、冷静に接することが大切です。
5歳から6歳頃になれば、子どもの癇癪は落ち着くと言われていますので、お子様に合う対処法を見つけて、無事に乗り越えましょう。
