幼児向けの通信教育の教材は多数ありますが、「うちの子にはまだ早い」、「勉強は小学校へ入ってからでいい」など、特に必要性を感じないという保護者の方もいるようです。
勉強の習慣は、幼児の頃から身につけておくことで、小学校の勉強もスムーズに取り組むことができると言われています。
今回は、幼児の通信教育の必要性やおすすめの通信教育などについてご紹介します。
幼児の通信教育の必要性やメリットとは
幼児の通信教育の教材は、紙のテキストやタブレットなど様々あり、お子様でも楽しみながら学ぶことができる内容になっています。
しかし、料金をかけてまで使う必要はないと考える方もいるようですが、通信教育にはメリットもあります。
ここでは、幼児の通信教育の必要性やメリットをご紹介します。
勉強する習慣がつく
幼児の通信教育の必要性やメリットとして、勉強する習慣がつくということがあります。
お子様の学力を伸ばすためには勉強は欠かせません。
小学校へ入ってから机に向かって勉強する習慣をつければ良いと思われるでしょうが、習慣はすぐに身につくわけではありません。
小学校へ入学後、集中できない、先生の話を聞かない、椅子に座ることができないというお子様も中にはいます。
文部科学省では「幼児教育は、人間形成の基礎を培う重要な役割がある」と示しています。
幼児教育の必要性があるということで、幼児の学びを強化する事業は、文部科学省で始まっています。
「幼児教育スタートプランの実現」には、以下のように明記されています。
学びや生活の基盤を支える幼児期からの教育の充実を図り、施設類型や地域、家庭の環境を問わず、全ての子供に対して格差なく質の高い学びを保障する「幼児教育スタートプラン」の具体化を強力に推し進める。
文部科学省「幼児教育スタートプランの実現」
その中には、ICT環境整備、施設整備などがあり、日々の教育実践に必要な取り組みを支援するということも明記されています。
通信教育教材の中には、インターネット環境を利用して学ぶタブレットスタイルもあります。
幼児のうちからタブレットやパソコンなどICTを活用することは、小学校や中学校、高校、大学でも生かすことができるスキルになります。
基本的なことがわかる
幼児の通信教育の必要性やメリットとして、基本的なことがわかるということがあります。
基本的なこととは、以下のようなことです。
- 自分の名前が書ける
- 数を数えることができる
- 時計の読み方がわかる
- ひらがながわかる
実際に、小学校へ入学した際に、文字を読めない、自分の名前を書くことができないなど周りのお子様とレベルの差がある場合は、勉強に対して苦手意識を抱きやすいようです。
勉強嫌いから学校自体を楽しむことができなくなると、勉強へのモチベーションはどんどん低下していきます。
幼児のうちから基本的なことを理解しておけば、小学校の学習内容に困惑することなく、スムーズに取り組むことができるでしょう。
勉強が好きになる
幼児の通信教育の必要性やメリットとして、勉強が好きになるということもあります。
大人になれば、何かを学ぶ際に勉強することが当たり前で、一般的なことであると理解できますが、幼児のうちは何ために勉強するのか理解することは難しいでしょう。
幼児の通信教育の内容は、お子様が楽しみながら様々なことを覚えていくことができるようなカリキュラムになっています。
- お子様が好きなシールが教材になっている
- 好きなキャラクターと学べる
- 算数や数学だけではなく英語も学べる
- 繰り返し学習（タブレット教材）で苦手な所、解けない所がなくなる
- プログラミングを学べる
勉強は苦手意識がないことで、楽しみながら続けることができます。
勉強が好きという気持ちがあれば、楽しみながら学習することができるでしょう。
幼児の通信教育のデメリットは？
幼児の通信教育の必要性やメリットについてご紹介しましたが、デメリットについてもご紹介します。
受け身になる可能性がある
幼児の通信教育のデメリットとして、受け身になるということがあります。
タブレットを利用する通信教育の教材の場合は、タブレットが学習の流れを作るので、受け身になってしまう可能性があります。
自分で考える力、調べる力も必要です。
単に情報を得るタイプではなく、お子様が主導となって学ぶことができる教材を選びましょう。
体に負担がかかる可能性がある
幼児の通信教育のデメリットとして、体に負担がかかるということもあります。
タブレット教材を使用する場合は、長い間集中することで、肩や首のこり、眼精疲労などが起きるかもしれません。
お子様の場合は、保護者の方が声がけして休憩を入れる、時間でタブレットの使用を管理するなどの配慮が必要でしょう。
幼児の通信教育におすすめの3社とは
幼児の通信教育には、スマイルゼミ、こどもちゃれんじ、幼児ポピーの3社がおすすめです。
ここからは、幼児の通信教育におすすめの3社の内容や料金などを比較します。
スマイルゼミ
スマイルゼミは、幼児~中学生コースまでありますので、長く学習できる通信教育です。
専用のタブレットを使用するので、スマホやタブレットなどが好きなお子様に向いている教材と言えるでしょう。
テキストや問題集のような教材がいらないので、タブレットさえあれば、どこででも勉強することができます。
スマイルゼミ【幼児コース】は、毎月約220問の配信があり、小学校や中学校レベルの先取り（算数・国語）もできます。
文字がまだ読めないお子様でも一人で学ぶことができるように、文章読み上げ機能がありますから、一人での学習が可能です。
タブレットで使用するペンは、鉛筆のような書き心地ですし、正しい書き順が身につくように、お手本には動きによるナビゲートもあります。
スマイルゼミの料金は以下です。
- タブレット代10,978円（税込・初回のみ）
- 年長さん、年中さん12ヵ月分一括払い・月額料金3,278円（税込）～
こどもちゃれんじ
【こどもちゃれんじ】は、0歳からが対象の通信教育で、しまじろうと楽しく学べるという特徴があります。
しまじろうは、お子様に人気のキャラクターですから、小さなお子様でも興味を持ちやすく、遊びの中で様々なことを学ぶことができます。
こどもちゃれんじは、知育おもちゃやシールなどが充実しており、年齢に応じて自動で届きます。
おもちゃで遊ぶことが、創造力を育みますし、遊びからスムーズに勉強することができるようになったという口コミも多いようです。
こどもちゃれんじは、0歳から6歳までのお子様が楽しめる内容で、毎月届くおもちゃやDVDで学習します。
こどもちゃれんじの料金はコースによって異なります。
2023年4月からのぷちやぽけっと、ほっぷの料金は以下です。
- 12ヵ月分一括払いは月額料金2,460円
- 毎月払いは月額料金2,990円
【こどもちゃれんじ】では、無料体験を実施しています。
離乳食やうたあそび、絵本、ずかんなどのプレゼントもありますので、この機会に資料請求してみませんか。
幼児ポピー
幼児ポピーは、2歳のお子様からが対象の通信教育です。
シンプルな教材ですが、学習習慣を身につけやすく、小学校の授業へもスムーズに取り組むことができたという口コミが多い教材です。
幼児ポピーは、イード・アワード2022通信教育幼児の部で顧客満足度最優秀賞を受賞という実績があります。
文字や数、言葉の学習、読み聞かせ、運動遊び、しつけなどを学ぶことができます。
幼児ポピーの料金は以下です。
- 年会費17,100円
- 月額料金1,425円
幼児ポピーは、コスパの良さでも評判がいい通信教育です。
また、幼児ポピーは、子供が好きなシール貼りや間違い探しなどもあるので、飽きずに楽しく学べる教材です。
手ごろな価格なので、始めやすいですし、今なら無料お試しもできます。
年中～小3向けのポピーKidsEnglishもありますので、気になる方はこの機会にご検討ください。
幼児の通信教育は何歳から始める？
幼児の通信教育におすすめの3社をご紹介しましたが、実際にいつから始めれば良いか、幼児教育のタイミングについて悩まれている保護者の方もいるでしょう。
幼児の通信教育の教材は、幼児から始めることができるタイプが多いので、幼児期がおすすめです。
特に、3歳は、脳の前頭葉が発達する時期です。
前頭葉は、思考力や判断力に関係しているといわれています。
思考力を育むタイミングとしては、3歳がベストタイミングと言えるでしょう。
集中できるまでは絵本の読み聞かせや図鑑を一緒に見るなどして、保護者の方も興味を持って一緒に取り組むことで、少しずつ集中力が高まります。
手先の動きも知能の発達に影響しますので、折り紙や貼り絵、工作なども取り入れると良いでしょう。
まとめ
幼児の通信教育の必要性やおすすめの通信教育などについてご紹介しましたが、いかがでしたか。
幼児のうちから自宅学習の習慣を身につけておけば、小学校へ入ってからスムーズに勉強を取り組むことができます。
幼児の通信教育は、紙のテキスト、タブレットなど多数ありますので、お子様の成長の手助けになり、お子様が長く、楽しく学べる教材やスタイルで選びましょう。
