小学校でのプログラミング教育が必修化になりました。
しかし、プログラミング教育はまだ始まったばかりなので、学習内容や目的などがわからないという保護者の方は多いようです。
2025年には大学入試にも出題するということが決まりましたので、プログラミングの分野は今後ますます必要性が高まると言えます。
今回は、プログラミング教育の目的やおすすめのプログラミングスクールなどについてご紹介します。
プログラミング教育の目的や学び方
プログラミング教育の目的は、プログラミング的思考を身につけることです。
プログラミング的思考は、論理的思考の一部で、効率が重視されます。
プログラミング教育の文部科学省の定義とは
文部科学省の小学校段階におけるプログラミング教育の在り方には、以下のような定義があります。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になる。
「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を目指す子供たちだけではなく、どのような進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。
文部科学省小学校段階におけるプログラミング教育の在り方より抜粋
文部科学省では、難しいプログラミング言語を使用して専門的なプログラミングを行うということを定義しているわけではありません。
問題が起きた時に、最適な方法で解決するためにはどうすればよいかについて考える力を身につけることが目的です。
プログラミング的思考とは、論理的思考の一部ではありますが、効率を重視して目的を達成させることがポイントになります。
プログラミング教育の小学校での学び方とは
プログラミング教育の目的はプログラミング的思考を身につけるということですが、プログラミングだけを学ぶことはありません。
小学校では、国語、算数、理科、体育などの科目はありますが、プログラミングという科目はないからです。
小学校の科目の中でプログラミングを学ぶ形になっているので、小学校では専門的な授業を行いません。
もちろん、中にはプログラミングに詳しい講師を配置している小学校もありますが、一般的には、専門的な内容は中学生以降からになっています。
プログラミング教育の目的であるプログラミング的思考をわかりやすくご紹介
プログラミング教育の目的であるプログラミング的思考では、5つの考え方が身につくと言われています。
- 分解すること
- 組み合わせること
- シミュレーションすること
- 抽象化すること
- 一般化すること
小学校では、上記の5つを学習の中に取り入れて、プログラミング教育の目的であるプログラミング的思考を養うことを目指しています。
プログラミング教育で期待できること
プログラミング教育の目的なプログラミング的思考を身につけることですが、それによって得られるメリットもあります。
ここでは、プログラミング教育で期待できることをご紹介します。
プログラミング教育は大学入試に役立つ
プログラミング教育は、大学入試に役立つということが期待できます。
2020年小学校でのプログラミング教育が必修化されましたが、2024年度には大学入試共通テストでプログラミングが出題されることが決まっています。
大学入試のテスト内容はまだわかりませんが、高校の情報Iの科目では、複数のプログラミング言語の扱いがあるので、大学入試ではより高度な内容が出る可能性があります。
小学生の頃からプログラミング学習を行うことで、大学入試の備えができ、役にも立つでしょう。
プログラミング教育はIT機器に強くなる
プログラミング教育は、IT機器に強くなることが期待できます。
子供の頃からパソコンやスマホなどのIT機器を使ってプログラミングを学ぶことで、IT機器に強くなるというメリットもあります。
大人になってからIT機器の操作ができずに困っているという方は多く、学び直しとしてパソコン教室へ通う方も増えています。
プログラミング教育が始まったことで、プログラミングを活用することが一般的な社会へなることが予想されます。
プログラミング学習の中で、一緒にパソコンやスマホ操作の基礎、基本を身につけることは生きやすさにも繋がるでしょう。
プログラミング教育は将来の選択肢を広げる
プログラミング教育は、子どもたちの将来の可能性を広げることが期待できます。
プログラミング教育の目的としてプログラミング的思考が身につくということがありますが、その思考を身につけることで何事においても最後までやり抜くこと、諦めないことなどの力も身につきます。
また、自分で考える力や創造する力なども身につきますから、問題が起きた時に解決する能力だけではなく、将来の選択肢も広がります。
自分で目標を立ててゴールに向かって効率よく進むという考え方は、将来を決める上でも大切なことです。
プログラミングを学ぶことで、IT関係、宇宙開発、海外の仕事などにも興味をもつようになると、可能性はどんどん広がるでしょう。
プログラミング教育はプログラミング言語が身につく
プログラミング教育は、プログラミング言語が身につくことが期待できます。
子どものプログラミング学習の中では、プログラミング言語も扱います。
複雑なプログラミング言語もありますが、小学生ではビジュアルプログラミング言語というわかりやすく、感覚的に操作できる言語を用います。
プログラミング教育におすすめのオンラインスクールとは
小学校でのプログラミング教育では、プログラミング的思考やビジュアルプログラミング言語の習得などが期待できますが、実際にはまだまだ課題もあるようです。
例えば、プログラミング教育をしたことがない教員がいる、IT機器の準備ができていない学校がある、セキュリティ面などです。
また、クラブ活動では、より高度なプログラミングを学べる学校もありますが、専門性を高めたい場合は、プログラミングスクールもおすすめです。
ここでは、プログラミング教育の目的であるプログラミング的思考を身につけるためにおすすめのプログラミングスクールをご紹介します。
クラスモールキッズ
クラスモールキッズは、5歳から13歳までのお子様がプログラミングスクールです。
クラスモールキッズの最大の特徴は、料金プランです。
クラスモールキッズの料金は、1回単位で3,980円（税込）からとわかりやすい料金プランです。
オンラインでの学習なので、全国各地、どこからでも受講することができます。
また、クラスモールキッズのプログラミングコースは、オリジナル開発のマインクラフトのワールドを舞台にしています。
お子様でも楽しみながら学べるワールドですから、ゲームをしているような感覚で、プログラミングの知識を自然に身につけることができるでしょう。
デジタネ
デジタネ（旧D-SCHOOLオンライン）は、プログラミング初心者から上級者まで楽しく学べるコンテンツが豊富にあるプログラミングスクールです。
小学生から中学生までが楽しめるプログラミング学習で、月額料金で100以上のコンテンツが受け放題です。
マインクラフトで学べるマイクラッチやScratch、Roblox、JavaScriptなどのコースがあります。
デジタネでは、無料体験を実施中です。
マイクラが実質無料という期間限定キャンペーンも実施しています。
ロッボクラブ
ロッボクラブは、英語とプログラミングを学ぶことができるプログラミングスクールです。
外国人講師だけではなく、日本人講師もいますから、英語が未経験のお子様でも安心して授業を受けることができます。
ロッボクラブの料金は、入会金10,000円、月額19,800円です。
ロッボクラブでは、３Dモデリングによって自分で作ったロボットをプログラミングして動かすことができます。
ロッボクラブの特徴は、Scratchを用いたプログラミングや電子回路設計、3Dモデリング、アプリ開発なども学ぶことができるということです。
英語で学ぶロボット教室「ロッボクラブ」は、フィンランド式教育メソッドで受賞歴が多数あり、未来のグローバルリーダーの輩出も目指している教室です。
英語もプログラミングも学ばせたいとお考えの保護者の方におすすめの教室です。
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーのプログラミングスクールは、小学3年生からが対象です。
子供の知的好奇心や思考力を伸ばすためのカリキュラムがあり、パソコンの初心者のお子様でも安心して取り組めるように、難易度が低い課題からスタートします。
教材は、ヒューマンアカデミーオリジナルの教材で、謎解きをしながらパソコン操作から学んでいきます。
全国200教室以上で開講しているヒューマンアカデミーの入会金は11,000円（税込）、月謝は9,900円（税込）、他に教材費やバック代などがかかります。
ヒューマンアカデミーでは、無料体験会を以下で実施しています。
札幌校、仙台校、柏校、千葉校、静岡校、浜松校、天王寺校、大阪心斎橋校、高松校、岡山校、熊本校、鹿児島校、那覇校、大宮校、新宿校、銀座校、横浜校、名古屋校、京都校、大阪梅田校、三宮校、広島校、福岡校
それぞれ受付時間や休校日が異なりますから、事前にご確認ください。
まとめ
プログラミング教育の目的についてご紹介しました。
小学校でのプログラミング教育は、科目の中で取り入れる学習なので、物足りなさを感じる保護者の方にはプログラミングスクールの検討をおすすめします。
オンラインでのプログラミング学習が可能なスクールもありますから、気になる所があれば、比較検討しましょう。
資料請求や体験会へ参加して、お子様が楽しめるプログラミングスクールを見つけることで、長く、楽しくプログラミング学習を続けることができるでしょう。
