みなさんは、食品添加物について考えたことはありますか。
消費者庁の調査によると無添加表示のある食品を購入している人は、9.4%という結果が出ました。
厚生労働省で認可した食品添加物は、1,500物質ほどで、意識せずに、添加物の入った食品を購入している人は多い傾向にあります。
食品添加物は、様々な食べ物に使われていますが、摂取することで体に影響を与える可能性があります。
今回は、食品添加物の影響やメリット、食品添加物が子供に与える影響などについてご紹介します。
食品添加物の影響やデメリットとは
食品添加物は、甘味料や着色料、保存料、発色剤、香料など様々あります。
食品添加物には、1日の摂取許容量がありますので、すぐに体に影響が出ることはありません。
しかし、摂取許容量以上に食べた場合やアレルギーがある方が食べた場合は、体に影響が出る可能性があります。
まずは、食品添加物の影響やデメリットについてご紹介します。
糖分過多や塩分過多になる
食品添加物の影響やデメリットとして、糖分過多や塩分過多になる可能性があります。
食品添加物を大量に摂取すれば、糖分や塩分などを摂りすぎることになるので、注意が必要です。
アレルギー症状が出る
食品添加物の影響やデメリットとして、アレルギー症状が出るということもあります。
食品自体は大丈夫でも、食品添加物がアレルギーを引き起こす可能性があるので注意が必要になります。
健康被害がゼロではない
食品添加物の影響やデメリットとして、健康被害がゼロではないということもあります。
食品添加物は、腸内フローラを乱すと言われており、下痢を引き起こすこともあります。
また、食品添加物には、発がん性物質、味覚障害などの懸念もあります。
しかし、科学的根拠がないということ、国が認めているということで、あまり重要視せずに選んでいる方もいるようですが、健康被害はゼロというわけではありません。
食品添加物の調査結果とは
食品添加物は、普段購入する食品の中に入っているのですが、実際に意識している方は少ないようです。
消費者庁では、「食品添加物は我が国に認められたものが、食品の加工・保存の目的で使用されていることを知っていますか?」という調査を行いました。
結果は以下です。
- はい40.3%
- いいえ59.8%
(令和2年度 消費者庁 食品添加物の消費者理解の現状より)
平成29年度では「はい35.8%でした」ので、当時よりも食品添加物に関する認知度は、高くなっていますが、「安全と感じる」という理由で選び続ける人もいます。
食品添加物のメリットや種類とは
食品添加物の影響やデメリットをご紹介しましたが、食品添加物を使う理由もあります。
食品添加物を使う理由は、メリットがあるからです。
食品添加物を使うことで、以下のメリットがあります。
- 味や香り、見た目など品質を向上させる
- 栄養価を高める
- 食品が加工しやすくなる
- 品質を保持する
食品添加物を利用することで様々なメリットもありますが、体への影響もあります。
厚生労働省では、食品添加物について以下のように記載しています。
食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。
厚生労働省食品添加物・概要より
添加物は、厚生労働大臣の指定を受けたものだけを使用することができます。
ここで、食品添加物の種類を一部ご紹介します。
指定添加物
食品衛生法第12条に基づいて使用が定められた添加物で、天然物も含まれます。
クエン酸やグルタミン酸、キシリトールなどです。
既存添加物
日本では広く使用されている添加物です。
アラビアガムやオレンジ色素、カカオ色素、カラメルなどです。
天然香料
動植物から得られる天然物質で、香り付けに使用される添加物です。
アーモンド、イチゴ、カニ、クランベリーなどです。
一般飲食物添加物
一般に飲食されている添加物です。
アズキ色素やウコン、イカスミ色素、ブドウ果汁などです。
食品添加物が子供へ与える影響とは
食品添加物の安全性について気になる方もいるでしょうが、日本では、実験や使用基準の設定を行い、安全を確保しています。
「生涯その物質を毎日摂取し続けても健康へ悪影響がないと推定される摂取量(1日あたり)」を設定しています。
しかし、子供は、大人より免疫力が低いこともあり、アレルギーが起きる、体がかゆくなるなどの可能性はあります。
ここでは、食品添加物が子供へ与える影響についてご紹介します。
コチニール色素
アイスや菓子類、ハム、ソーセージなどに入っているコチニール色素は、天然の色素です。
コチニール色素の天然の色素の正体は、昆虫です。
コチニール色素は、食品だけではなく、化粧品に使用されることもある色素で、アレルギー症状を引き起こすことがあります。
亜硫酸ナトリウム
亜硫酸ナトリウムは、ハムやウインナー、ベーコンなどの発色剤として使われいます。
亜硫酸ナトリウムを使うと綺麗なピンク色になるので、商品を美味しく見せる効果が期待できます。
しかし、亜硫酸ナトリウムは、発がん物質への変化や喘息の方への影響などもあります。
アスパルテーム
アスパルテームは、アミノ酸からできているので影響はないと言われています。
しかし、頭痛、知能低下、認知症など神経細胞、皮膚、抜け毛、てんかんなど体の様々な所に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
タール色素
タール色素は、お菓子やアイス、清涼飲料水などに使われている着色料です。
タールは、タバコにも含まれており、発がん性やアレルギー症状を引き起こす懸念があります。
また、子供の注意欠陥障害・多動性障害との関連性を指摘する国もあります。
食品添加物について考える方にはパルシステムがおすすめ
食品添加物の影響やデメリット、食品添加物が子供へ与える影響などについてご紹介しましたが、食品添加物をできるだけ控えたい方には、パルシステムがおすすめです。
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あいコープもおすすめ!
食品添加物をできるだけ避けたい方には、あいコープもおすすめです。
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まとめ
食品添加物の影響やデメリット、食品添加物が子供に与える影響などについてご紹介しました。
食品添加物は、様々な食品に入っていますので、一切食べずに生活するということは難しいでしょう。
しかし、中にはアレルギー症状を引き起こす添加物もありますから、摂取量には十分に気を付ける必要があります。
お子様の場合は、食品添加物が多い食品を食べることが蕁麻疹の原因になることがあり、健康への影響が懸念されます。
食品添加物を避けるのではなく、自分で見て選ぶという意識が必要です。
食品添加物を過度に心配することも不安があることもありませんので、この機会に食品添加物との付き合い方について考えてみませんか。