共感力がある子どもは、コミュニケーションがとりやすく、信頼関係も築きやすいという特徴があります。
共感力が低い子どもは、自己中心的になる、思いやりがないなど、周りとの関係性を上手く築くことができない可能性があります。
しかし、子どもの共感力を高めるためにはどんな方法があるのか、どうすれば相手の気持ちを考えることができるようになるのか、わからないという方もいるでしょう。
今回は、子どもの共感力の高め方をご紹介します。
子どもの共感力の高め方やコツ
共感力は、人の気持ちを理解して、思いやることができる力です。
共感力がある子どもは、お友達が困っている時に助けることができますし、喜びを分かち合い、自分も同じ気持ちになることもできます。
文部科学省では、共感力について以下のように記載しています。
自他の生命を尊重し、学習や生活などに前向きに取り組む力を育てることを重視し、その前提となる健全な自尊感情や人間関係を築く力などを高めることが求められる。
幼児教育の段階から、人生や身近な人々との生活をより豊かなものとするために、弱いものいじめをしないなど他者を思いやる気持ちを持ったり、他者に感謝したり、協力したりする態度や実践が重要である。
あいさつや社会的マナー、他者の痛みを理解する心、感情を適切な方法で表現する力など人間関係を形成するために必要な力を育てるとともに、将来を見通して主体的に判断し、適切に行動できる能力を育てることが必要である。
「教育内容などの改善の方法より」抜粋あり
他者を思いやる気持ちや痛みを理解する心などは、子どもにとって必要な力なので、幼児教育から取り入れることが大切です。
子どもの共感力は、5歳程度から育むことが最適と言われています。
子どもは、5歳程度から周りを意識し始める時期なので、ご家庭で共感力を高めていくこともおすすめです。
ここからは、子どもの共感力の高め方やコツをご紹介します。
気持ちを想像する
子どもの共感力の高め方として、気持ちを想像することをおすすめします。
他者の気持ちを想像することは、共感力を高めることに繋がります。
例えば、兄弟やお友達と喧嘩した時には、「仲直りしようね」と言うだけではなく、気持ちを想像できるように促しましょう。
- 「今、どんな気持ち?」
- 「○○ちゃん(相手)はどんな気持ちだと思う?」
子どもの気持ちを聞いたら、「そうだね」、「わかるよ」と親や保護者の方は、否定せず、共感することも大切です。
登場人物の気持ちを考える
子どもの共感力の高め方として、登場人物の気持ちを考えることもおすすめです。
絵本や本、映画、アニメ番組などを親子で読んで、疑似体験し、登場した人物たちの気持ちを想像する機会を作ることで共感力を高めていくことができます。
親子で同じ気持ちになることもあれば、意見が異なることもあるかもしれません。
共感力を育むためには、子どもの考えを否定せず肯定することも大切なので、「そうか!なるほど。そういう考えもあるよね」と共感しましょう。
言葉で伝える習慣をつける
子どもの共感力の高め方として、言葉で伝える習慣をつけることもおすすめです。
子どもの中にある様々な気持ちは、言葉を覚えることで表現できるようになります。
語彙力を高めることで、感情と言葉を結びつけることができるので、子どもの癇癪対策としてもおすすめです。
言葉で気持ちを伝えることができるようになれば、言葉のやりとりを通して共感し合うことができます。
親が子どもの気持ちに寄り添い、「悲しいね」、「疲れたね」など言葉で伝えることで、子どもは気持ちと言葉を理解し、自分で使うことができるようになるでしょう。
ごっこ遊びを取り入れる
子どもの共感力の高め方として、ごっこ遊びを取り入れることもおすすめです。
おままごとや人形遊びなど、ごっこ遊びでは様々な役を演じるので、他人の気持ちについて考える良い機会です。
母親役、子ども役、お客さん役などをすることで、自分以外の人物の気持ちを自然に理解できるようになるでしょう。
家族間で気持ちを伝える
子どもの共感力の高め方として、家族間で気持ちを伝えるということもおすすめです。
- 「みんなで食べるご飯は美味しくて、楽しいなぁ」
- 「お手伝いありがとう。嬉しいなぁ」
- 「お花が枯れて悲しいよ」
上記のように、ご家族で気持ちを言葉で表現することで、子どもの語彙力アップ、共感力アップに繋がります。
家族間で気持ちを伝えあうことで、コミュニケーションがとりやすくなり、親の気持ちを理解することで、お片付けやお手伝いなどもできるようにもなるでしょう。
子どもの共感力の高め方におすすめの学習教材
子どもの共感力の高め方をご紹介しましたが、共感力を高めるためには、語彙力を高める絵本や子ども向け学習教材もおすすめです。
ここからは、子どもの語彙力を高める「すらら」をご紹介します。
すららは、無学年方式の学習教材なので、お子様のペースで学習を進めることができます。
魅力あるキャラクターと楽しく学べるスタイルなので、モチベーションアップも期待できるという特徴があります。
すららの国語の特徴
すららの国語は、文や文章の内容を正確に理解できるようなカリキュラムで、論理的な読解力が身につくという特徴があります。
読み解き方にこだわっており、読解力を段階的に身につけていきます。
長文読解もできるようになるので、語彙力を高める方法として、すららはおすすめです。
すららの学習範囲
すららの学習範囲は、小学校1年生から高校3年生までです。
国語、数学、理科、社会、英語の5教科学習ができるので、大学生の学び直しや一般の方にも活用していただけるデジタル教材です。
無学年式学習教材で、アニメーションによる学習もできますから、勉強が苦手なお子様でも、楽しみながら勉強できるという特徴があります。
すららでは無料体験実施中!
すららでは、無料体験も実施しています。
89.1%のお子様が学習を継続していますので、是非この機会にご検討ください。
まとめ
子どもの共感力の高め方についてご紹介しました。
共感力は、ご家庭で高めることができることもお分かりいただけたでしょう。
共感力があれば、コミュニケーションがとりやすいので、人間関係を広げることもできます。
お友達との関係だけではなく、社会に出てからの同僚や取引先との関係も円滑になります。
共感力は、人生において必要な力ですから、この機会に子どもの共感力を高める方法を取り入れてみませんか。