集中力がある子どもは、遊びだけではなく、勉強にも集中して取り組むことができるので、学力アップが期待できます。
集中力は、大人になってからも必要な力ですから、子どものうちから身につけておくことをおすすめします。
しかし、「すぐに飽きてしまう」、「勉強が続かない」など、子どもの集中力が続かず、原因もわからないという方もいるでしょう。
今回は、子どもの集中力が続かない原因や解決法などをご紹介します。
子どもの集中力が続かない原因や解決法とは
子どもの集中力は、大人より短いので、10分程度あれば十分と言われています。
- 幼児期/年齢+1分程度
- 小学校低学年/10分~15分
- 小学校高学年/30分程度
- 大人/90分程度
上記は、あくまでも集中できる時間の目安です。
集中力は、子どもの生活環境を変えることで、長くなるケースもあります。
まずは、子どもの集中力が続かない原因についてご紹介します。
気になることがある
子どもの集中力が続かない原因は、スマホやゲーム、SNSなど気になること(物)があるということです。
スマホを所有する小学生は、学年が上がるほど増加しており、中学生では半数以上の子どもが持っています。
スマホでは、動画視聴、テレビ視聴、ゲーム、SNSなど様々なことができます。
- 「友達から連絡がいつ来るのか気になる」
- 「ゲームの進み具合が気になる」
上記のように気になることがあると、子どもは集中して物事に取り組むことができません。
ルールを決めよう
気になる物があって子どもが集中できない時は、ルールを決めることをおすすめします。
例えば、子供部屋にはスマホを持って行かないというルールを決めれば、勉強に集中できます。
スマホが目の前になければ、子どもの気が散ることがないでしょう。
ゲームやSNSも時間を決めて行うことで、それ以外の時間はスマホ以外のことに集中できるようになります。
ルールは、子ども自身で決めることが難しいので、親が決めることをおすすめします。
夜更かし
子どもの集中力が続かない原因は、夜更かしです。
夜更かしは、睡眠不足になりやすく、朝起きることも辛くなって、不登校になってしまうケースもあります。
集中力の低下だけではなく、イライラや精神不安定も招くことがあります。
睡眠は、子どもの成長を促しますし、集中力を高めるためにも欠かせません。
眠れる環境を作ろう
スマホやタブレット、テレビなどの光は、眠りを妨げるので、寝る前の使用は控えるようにしましょう。
子どもの布団に入る時間を決めることもおすすめです。
毎日同じ時間に布団の中に入ることで、生活リズムが整っていくでしょう。
食生活の乱れ
子どもの集中力が続かない原因として、食生活の乱れもあります。
食生活の乱れは、栄養不足に繋がります。
先程ご紹介した夜更かしは、朝食を摂らずに学校へ行くことにもなりかねません。
寝起きの体は、ブドウ糖が不足している状態です。
そのまま登校すれば、脳のエネルギー源が足りないので、勉強に集中することができません。
朝食を摂ろう
朝食は、集中力だけではなく、体を目覚めさせるために欠かせません。
前日の夕食の残り、作り置きなど、子どもが飽きないようなメニューを考えましょう。
集中力におすすめの食べ物は以下です。
- 鉄分を含むひじきやほうれん草など
- ブドウ糖を含むパンやごはん、バナナなど
- DHAを含む鮭やサバなど
グラノーラやコーンフレークは、栄養成分が豊富なので、忙しい朝にもおすすめです。
集中できる場所がない
子どもの集中力が続かない原因として、集中できる場所がないということもあります。
子供部屋があれば、学習机に向かって、毎日勉強することで、学習習慣がつきやすくなります。
最近では、家族がいるリビングで学習したほうが集中できるというお子様もいるようです。
集中できる場所を作ろう
子供部屋、リビングなどに学習机を設置して、子どもが集中できる場所を作りましょう。
ゲームやおもちゃ、マンガ本などは、学習机のそばに置かず、テレビの音、音楽なども大きすぎないように気を付けましょう。
リビングでは、家族が過ごす場所なので、様々な音が出ます。
集中できないのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、音があることで安心できるお子様もいます。
テストや受験などでは、周りに人がいてある程度も音も出ますので、適度に音がある場所に慣れることで、普段のまま実力を発揮できるという効果も期待できるでしょう。
子どもの集中力が続かない時の解決法とは
子どもの集中力が続かない原因についてご紹介しましたが、ここからはご家庭でできる解決法をご紹介します。
普段から集中力を鍛える
子どもの集中力が続かない時の解決法は、普段から集中力を鍛えるということです。
集中力は、ゲームやおもちゃなど遊びの中で鍛えることができます。
おすすめの遊びは、ジグソーパズルです。
ジグソーパズルは、手先が器用になり、記憶力もアップする効果が期待できます。
すぐには完成しないので、時間をかけて作業することで、自然に集中力が身につくでしょう。
親も一緒に取り組む
子どもの集中力が続かない時の解決法は、親も一緒に取り組むということです。
子どもが何かに集中して取り組んでいる時は、親も何かに集中することをおすすめします。
- 裁縫
- 読書
- 勉強
- 洗濯物を畳む
子どもは、親のすることを見ています。
親が集中して取り組む姿をお手本になって見せることで、子どもも真似して集中できるようになります。
- 「集中していて偉かったね」
- 「集中できる時間が長くなったね」
上記のように、お子様の頑張りを褒めることもポイントです。
子どもは、親から褒められることで自信がつきますし、また褒めてもらえるように頑張ろうという前向きな気持ちにもなります。
お子様の集中力が続くように、親も集中して何かに取り組むという形でサポートしましょう。
子どもの集中力を長続きさせる習い事
子どもの集中力が続かない原因や解決法などをご紹介しましたが、ここから子どもの集中力を長続きさせる習い事をご紹介します。
おすすめの習い事として、「プログラミング」と「そろばん」をご紹介します。
プログラミングが子どもの集中力におすすめの理由
プログラミングでは、プログラミング的思考や論理的思考、忍耐力などを養うことができます。
プログラミングは、本やおもちゃ、プログラミング教室で学ぶことができます。
プログラミング教室では、ロボット作り、ゲームやアニメーション作りの中でプログラミングを学びます。
お子様が楽しめるプログラミング学習は、様々な考え方を身につけることができるだけではなく、集中力も身につきます。
プログラミングは、トライ&エラーの繰り返しなので、改善策を考えて再度実行することで、粘り強さ、問題解決力も育むことができるでしょう。
そろばんが子どもの集中力におすすめの理由
そろばんでは、集中力だけではなく、記憶力や判断力、忍耐力などを養うことができます。
暗算ができるようになり、数字に強くなりますので、子どもの計算力を高めたいとお考えの保護者の方にもおすすめです。
集中力を高める効果が期待できる「よみかきそろばんくらぶ」
よみかきそろばんくらぶは、オンラインのそろばん教室です。
1回40分で、定員は1名~4名です。
幼児から学べるよみかきそろばんくらぶの学習内容は以下です。
- 3桁10珠のそろばんを使う
- 九九の暗唱を行う
- カタカナ、ひらがなの硬筆のおけいこ
- 読むおけいこ
- 暗唱
- 書写
※科目によってカリキュラムが異なります
※お子様の学習状況をみながら、少しずつ進めていきます
よみかきそろばんくらぶでは、体験教室を実施しています。
体験教室は、どんな授業なのかについて知りたい方、お試しで始めたい方におすすめです。
そろばんに触れたことがないお子様の場合は、新しい体験ができる良い機会です。
この機会に、是非よみかきそろばんくらぶで、そろばん体験をしてみませんか。
まとめ
子どもの集中力が続かない原因や解決法などをご紹介しました。
子どもの集中力は、家庭内の環境を整えることや親の接し方などによって変わるということもお分かりいただけたでしょう。
大人になってからも必要になる力ですから、集中力は子どもの頃から高めていくことをおすすめします。
遊びやプログラミング、そろばんなどでも集中力を鍛えることはできますが、お子様が楽しいという気持ちになる方法を選ぶことが大切です。
子どもは、楽しいことに集中して取り組むことができます。
お子様に合う方法が集中力を高めることに繋がりますので、親や保護者の方が適切にサポートしましょう。