空間認識能力は、物の位置や形を正しく把握できる能力なので、図形やグラフを使った問題を解く際に役立ちます。
また、勉強だけではなく、転びにくい、バランスが良いなど、運動能力が高くなり、スポーツ面でも成果を出しやすくなります。
しかし、空間認識能力は、どうして子どもに必要なのか、理由や効果がわからないという方もいるでしょう。
今回は、空間認識能力の必要性や空間認識能力を高める方法などについてご紹介します。
空間認識能力の必要性とは
空間認識能力は、その名の通り、空間にある物の位置や形を正確に把握できる能力のことです。
空間認識能力が低い子どもは、転びやすい、ぶつかりやすいなど怪我をする可能性があります。
しかし、空間認識能力が高い子どもは、怪我を回避できますし、物との距離を正しく認識することができるので、ボール遊び、跳び箱などが得意になるでしょう。
空間認識能力はなぜ必要なのか
空間認識能力の必要性として、怪我をしにくい、スポーツが得意になるなどがありますが、他にもあります。
例えば、空間認識能力は、物を立体的に処理できるので、絵や図を描くことが得意になります。

算数や図形の問題も理解しやすいので、得意科目になることもあります。
空間認識能力は今の子どもに必要である
空間認識能力は、今の子どもに必要と言われる理由として、遊び方の違いがあります。
昭和時代は、テレビゲームや動画配信など自宅で遊ぶ今と違って、外での遊びが主でした。
- 缶蹴り
- 鬼ごっこ
- 遊具遊びなど
家庭では、積み木やあやとりなどの遊びの中で、自然に空間認識能力を育むことができました。
令和時代の今は、外での遊びより、室内遊びを好むお子様が増えています。
自宅での遊びは、平面的な内容が多いので、空間認識能力を高めることができず、図形や展開図などの問題に苦手意識を持つ子どもたちが増えています。
空間認識能力を高める方法とは
空間認識能力は、運動機能を高めるだけではなく、道具を使った遊びや食事、作業などにも必要です。
また、地図を正しく理解できるので、位置関係も覚えやすく、道に迷いにくいという特徴もあります。
ここからは、空間認識能力を高める方法をご紹介します。
立体的な遊び
空間認識能力を高める方法は、立体的な遊びを取り入れることです。
おすすめの遊びは以下です。
- 鬼ごっこ
- ボール遊び・キャッチボール
- アスレチック
- パズル
- ブロック遊び
- 折り紙
ご家庭で立体的な遊びを取り入れることで、子どもの空間認識能力を自然に高めることができます。
プログラミング学習
空間認識能力を高める方法として、プログラミング学習もおすすめです。
ロボット製作とプログラミングを行うロボットプログラミング教室では、レゴやブロック、専用パーツなどを使います。
ブロックの色や形は様々ありますので、自分で大きさや高さを考えながらロボットを作ることで、空間認識能力を高めることができます。
ブロックや専用パーツは、どこにでもつけることができるわけではなく、正しく組み合わせることが大切です。
また、プログラミングによってロボットを動かしますので、正しいプログラムを作って指示を出す必要もあります。
失敗しても諦めず、改善策を考えて再びプログラムやブロック、パーツを組み直すことも空間認識能力を鍛えること、問題解決能力を高めることにも繋がるでしょう。
まとめ
空間認識能力の必要性についてご紹介しました。
子どもにおすすめの空間認識能力を鍛える方法もお分かりいただけたでしょう。
空間認識能力は、勉強だけではなく、日常においても活用できる能力です。
ジャングルジムやアスレチック、鬼ごっこ、ブロック遊びなどで子どもの頃から高めることができますが、ロボットプログラミング教室もおすすめです。
空間認識能力だけではなく、様々な力も養うことができますので、是非この機会に、お子様のプログラミング学習を検討してみませんか。




