2020年からプログラミング教育が必修化され、小学校では算数や理科、音楽などの科目の中で取り入れる形でプログラミングを学びます。
プログラミングについて学ぶことは、お子様にとって様々な良い効果があると言われています。
しかし、どんな効果があるのか、なぜ子供にプログラミング学習が必要なのか、疑問を持つ保護者の方もいるでしょう。
今回は、プログラミング教育の必要性についてご紹介します。
プログラミング教育の必要性やメリットとは
プログラミング教育は、小学校や中学校で必修化され、大学入試でも出題されることが決まっています。
プログラミングに関する知識を身につけることは、IT化が進む将来に役立つことはもちろんですが、お子様の人生においても糧になると言えます。
まずは、プログラミング教育の必要性やメリットなどについてご紹介します。
プログラミング的思考を身につけるため
プログラミング教育の必要性として、プログラミング的思考を身につけるためということがあります。
難しいプログラミング言語を使用して専門的なプログラミングを行うことが、プログラミング教育の目的ではありません。
プログラミング教育の目的は、プログラミング的思考を養うことです。
問題が起きた時に、最適な方法で解決するためには、どうすればよいかを考える力を身につけることが目的です。
論理的思考の一部ではありますが、効率を重視して目的を達成させることがポイントになります。
プログラミング的思考で身につく5個の考え方は以下です。
- 分解すること
- 組み合わせること
- シミュレーションすること
- 抽象化すること
- 一般化すること
プログラミング学習では、以上の５つのことを身につけるために、小学校の科目の中で学びます。
小学校のプログラミング教育は、あくまでも科目の中でプログラミング的思考を身につけるので、難しい作業はなく、お子様でも理解しやすい内容になっています。
プログラミングを学ぶことで、問題を解決するためにはどうすればよいか、最良のルートはどこかなど、論理的に考える力を身につけることができます。
また、プログラミングは、失敗することもありますので、成功させるためにはどうすれば良いか、試行錯誤を繰り返すことで粘り強さ、忍耐力も身につきます。
創造力を身につけるため
プログラミング教育の必要性として、創造力を身につけるためということもあります。
プログラミングは、コンピューターへ命令を出して行うので、どのような手順にすれば良いか考えることが、創造力を養うことに繋がります。
また、コンピューターを使うことで、以下のことに気づくことができます。
- 日々の生活がコンピューターに支えられているということ
- より良い社会を築く上でコンピューターを活用することが大切ということ
問題解決のためにプログラミングを活用できるということを学ぶことで、プログラミングの必要性を実感することにもなるでしょう。
知識、技能を身につけるため
プログラミング教育の必要性として、プログラミングの知識、技能を身につけるためということもあります。
プログラミング教育は、小学校、中学校、高校によって学習内容は異なります。
例えば、小学校では、プログラミングを学ぶことで、コンピューターの役割や生活に活用されていること、問題解決の手順など様々なことに気づくということが重視されています。
中学校になると簡単なプログラミングであれば、自分で作成できるようになり、高校では、更に活用できるようになります。
プログラミング教育は、段階的に学ぶことで、着実に知識、技能を身に付けることができます。
2024年度の大学入学共通テストでは、プログラミングについて出題されることが決まっていますので、早いうちから習得することが受験対策にもなるでしょう。
将来の選択肢を増やすため
プログラミング教育の必要性として、将来の選択肢を増やすためということもあります。
プログラミングを学ぶことで、IT機器の操作もできるようになり、様々な恩恵を受けることもできるでしょう。
プログラミングの基礎や知識があれば、様々な分野の中から将来を選択することができますし、日々の暮らしの中でもうまく活用することで、生活しやすくなります。
特に、日本では2030年にIT人材不足が懸念されているので、プログラミング教育で学んだことが、職業の選択肢を増やすことにも繋がるでしょう。
プログラミング教育のデメリットとは
プログラミング教育の必要性やメリットなどをご紹介しましたが、デメリットもあります。
ここでは、プログラミング教育のデメリットをご紹介します。
費用がかかる
プログラミング教育では、パソコンやマウス、タブレット、インターネット環境などを整える必要があるので、費用がかかるというデメリットがあります。
学校で使用するプログラミング学習関連については学校側で整えてくれます。
しかし、ご自宅で行う場合には、学習環境を整えるために初期出費、月額料金などの支払いが発生します。
既にネット環境や整っているご家庭であれば、負担にならないでしょうが、これからという場合は、手続きの時間や費用がかかるでしょう。
手書きの時間が減る
プログラミング教育のデメリットとして、手書きの時間減るということもあります。
プログラミングは、ノートや鉛筆を使って学習するのではなく、マウスやキーボードでの操作が主になります。
プログラミングに関するスキルは上がりやすいでしょうが、書いて覚えることによる効果は減る可能性があります。
また、スマホやパソコンで変換する機会が増えると、手書きの際に漢字が出てこない、送り仮名がわからないなど大人の方でも思い当たるのではないでしょうか。
手書きの時間が減ることで、書くことで記憶するという効果が減少するので、電子機器と紙を使う併用学習をおすすめします。
体に負担がかかる
プログラミング教育のデメリットとして、体に負担がかかるということもあります。
パソコンやスマホなどの作業時間が長くなれば、体にも負担がかかります。
長時間同じ姿勢でプログラミング学習をした場合は、肩や首のこり、眼精疲労などを感じやすくなります。
また、暗い中での作業や長時間明るい画面を見続けることで、視力低下の懸念もあります。
夢中になりやすいお子様の場合は、声がけをして休憩を入れる、時間を決めて学習するなど保護者の配慮も必要になるでしょう。
子供向けおすすめのプログラミングスクールとは
プログラミング教育は、小学校や中学校で行われていますが、プログラミングスクールでもプログラミングについて学ぶことができます。
ここからは、子供向けおすすめのプログラミングスクールについてご紹介します。
LITALICOワンダー
LITALICOワンダーは、年長さんから高校生まで対象にしているプログラミング・ロボット教室です。
ゲームアンド&プログラミングコースやロボットコース、デジタルファブリケーションコースなどがあり、発達障害・ADHD・学習障害のお子様にも対応しています。
ロボットクリエイトコース
【LITALICOワンダー】のロボットクリエイトコースは、年長さんから小学3年生までが対象です。
教材は、レゴや専用ソフトウェア、教材（テキストや動画）で、お子様の興味に合わせてアレンジして使用することができます。
自由な組み合わせで、様々な方法を試すことができるロボット教室です。
オンラインのロボットクリエイトコースは、少人数のグループレッスンなので、学びやすく、目も届きやすいという特徴もあります。
ゲーム&アプリプログラミングコース
IT×ものづくり教室【LITALICOワンダー】のゲーム&アプリプログラミングコースでは、Viscuit（ビスケット）やScratch（スクラッチ）などを使います。
オリジナルのゲーム制作に挑戦できますし、通いだけではなく、オンラインでも学習も対応しています。
教室がお近くにない地方の方でも、LITALICOワンダーゲーム&アプリプログラミングコースを受講できます。
無料体験実施中！
【LITALICOワンダー】の料金や授業を知りたいお子様や保護者の方には、無料体験会をおすすめします。
体験授業は同時に2名まで可能です。
お友達やお兄弟とのご予約ができますので、この機会に是非ご検討ください。
デジタネ
デジタネは、マインクラフトやScratch、Roboloxなどを使ってゲーム感覚でプログラミングを学習できます。
デジタネは、月額料金4,980円（税込）で学び放題という特徴があります。
デジタネの年間プランを選んだ場合は、月額料金が3,980円になるので、年間で12,000円お得です。
デジタネのコースは以下です。
- 小学1年生からが対象「マイクラッチ、Scratch」
- 小学校高学年からが対象「Roblox、JavaScript、HTML&CSS」
デジタネ（旧D-SCHOOLオンライン）では、ネットリテラシーを身につけることもできます。
ネットリテラシーとは、インターネットを使う上で理解しておくべき知識です。
知らないうちに犯罪に巻き込まれる、加害者になるなどを予防するために必要なことです。
無料体験実施中！
デジタネでは、無料体験ができる期間限定キャンペーンを実施中です。
2023年春にはデジタネディズニーコースが登場しましたので、気になる方は、是非この機会にご検討ください。
まとめ
プログラミング教育の必要性についてご紹介しました。
プログラミング教育のメリットについてもおわかりいただけたでしょう。
プログラミングは、小学校でも学ぶことができますが、スキルアップをしたい、ロボットプログラミングを学びたいというお子様には、プログラミングスクールをおすすめします。
選ぶプログラミングスクールによって料金や学習内容が異なりますから、少なくとも2～3社ほどを比較検討することが大切です。
お子様の興味や関心に合わせて、長く、楽しく通うことができる教室を選びましょう。
