歯周病は、歯茎の出血や腫れ、痛み、口臭など様々な症状が出る感染症です。
軽度の歯周病は、歯肉炎と呼ばれており、大人だけではなく、子どもにも起こります。
今回は、歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉をご紹介します。
歯周病とは
歯周病は、お口の感染症です。
お口の中には、虫歯菌のミュータンス菌などたくさんの菌が住んでいます。
中でも歯周病菌は、歯茎の出血や腫れ、痛みなどを引き起こす感染症です。
歯周病は、年齢を重ねるほど増加傾向にありますが、子どもでも感染リスクがあります。
歯周病は、進行するまで自覚症状が出にくいので、歯茎からの出血や違和感などがある時には、既に初期症状の可能性があります。
歯周病を放置した場合は、歯を失うリスクを高めますので、歯科医院でのクリーニングだけではなく、ご自宅での歯周病ケアも重要と言えるでしょう。
歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉の選び方
歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉を選ぶ際には、ポイントがあります。
ここでは、歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉の選び方をご紹介しましょう。
殺菌作用がある歯磨き粉を選ぶ
歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉の選び方は、殺菌作用がある歯磨き粉を選ぶことです。
歯磨き粉は、殺菌作用が高いタイプやフッ素の含有率が高いタイプなど、歯磨き粉によって含まれている成分が異なります。
歯周病は、感染症なので、細菌に対して殺菌作用がある歯磨き粉かどうかを確認することが大切です。
研磨剤不使用の歯磨き粉を選ぶ
歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉の選び方として、研磨剤不使用の歯磨き粉を選ぶことも大切です。
研磨剤は、歯と歯の間の歯垢や着色汚れなどを効果的に除去する効果が期待できますが、歯周病の方や歯茎に痛み、炎症がある方には向いてません。
研磨剤入りの歯磨き粉を使うことで、歯茎を傷つける、出血を引き起こすなどの可能性があるからです。
歯茎の症状が安定している時であれば、研磨剤入りの歯磨き粉を使って着色汚れを落としても良いでしょうが、症状がある時には避けることをおすすめします。
自分が求める効果がある歯磨き粉を選ぶ
歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉の選び方として、自分が求める効果がある歯磨き粉を選ぶこともおすすめです。
歯周病ケアが期待できる歯磨き粉は、種類によって成分が異なります。
例えば、歯茎下がりやハリ不足が気になる方は、歯茎の血行を促進して活性化する成分が期待できる歯磨き粉がおすすめです。
歯茎の出血や腫れなどが気になる方には、炎症を抑える成分が入っている歯磨き粉が良いでしょう。
また、歯周病が進行している場合は、細菌が増殖して口臭の原因にもなるので、抗炎症成分や細菌を殺菌する成分が入っている歯磨き粉を選びましょう。
歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉とは
死守病ケアにおすすめの歯磨き粉の選び方をご紹介しました。
ここからは、歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉を私の体験談とともにご紹介します。
リペリオ
【リペリオ】は、歯肉活性化効果が期待できる歯磨き剤です。
歯肉の腫れや出血、歯肉退出など、歯周病や加齢で傷んだ歯肉の改善を促す歯磨き粉です。
歯周炎(歯槽膿漏)の予防、歯肉炎の予防、口臭予防、虫歯予防などが期待できます。
OIM加水分解コンキオリンは、歯肉にハリと弾力を与えて、細胞を活性化することで、健康な歯肉へ導きます。
ブラッシング中には歯肉の血行を促進するので、加齢や歯周病によって下がった歯周組織の回復を促す効果が期待できます。
使用感
リペリオは、発泡剤が無配合なので、長く磨くことができる歯磨き粉です。
歯ブラシで一本ずつ磨いた後は、指の腹を使ってマッサージをします。
うがい後は、お口の中に爽快感があり、とても気持ちがいいです。
HaBon PG STOP
【HaBon PG STOP】は、歯周病予防、虫歯予防、口臭予防が期待できる薬用歯磨きジェルです。
フッ化ナトリウム950ppmがう蝕の発生や進行を予防しますし、浸潤剤としてウコン由来成分のクルクミンを配合しています。
クルクミンは、歯周病菌であるPG菌の増殖やバイオフィルムの形成を抑制する効果が期待できるので、歯周病予防だけではなく、細胞修復促進効果も期待できます。
人の口の中にいる常在菌はそのままに、病原性の高い菌のみを抑制する効果も期待できる歯磨き粉です。
使用感
HaBon PG STOPは、研磨剤無配合ですから、泡立ちを気にせずにブラッシングすることができます。
黄色いジェル状で、着色が気になるという方もいましたが、3か月に一度口腔ケアをしていますし、常に使っているわけではないので、気になりません。
歯茎から出血がある時に、その部分にだけ使っていますが、翌日には改善することが多く、手放せない歯磨き粉の一つです。
メルサージュヒスケア
【メルサージュヒスケア】は、歯周病予防効果が期待できるβ-グリチルレチン酸という薬用成分が入っている歯磨き粉です。
歯面に成分が残りやすいジェルタイプで、フッ素は、1450ppm配合しています。
カリウムイオンが歯の神経の周りで痛みや刺激の伝達をブロックする効果もあるので、知覚過敏の方におすすめの歯磨き粉ですが、歯周病ケアにもおすすめです。
歯周病による歯茎の下がりによって歯がしみる方は、知覚過敏と歯周病予防効果がある歯磨き粉を使いましょう。
メルサージュヒスケアには、開いた象牙細管をふさいで刺激をブロックする乳酸アルミニウムも入っていますので、夜だけ使うという方法もあります。
使用感
メルサージュヒスケアは、ミント味とグレープフルーツ味があり、私はグレープフルーツ味がお気に入りです。
知覚過敏が酷かった時に使用していましたが、どの歯磨き粉も刺激でしみていた時、メルサージュヒスケアだけは全くしみることなく、ブラッシングができました。
メルサージュヒスケアを30分ほど塗って放置してからうがいという方法を繰り返しているうちに、今では全くしみなくなりました。
朝だけ、夜だけなど、知覚過敏症状が酷かった歯だけを磨いています。
歯周病ケアにおすすめのアイテムとは
ご自宅で出来る歯周病ケアに最適な方法は、歯磨きです。
歯周病の原因は、様々ありますが、歯に付着した歯垢が一番の原因です。
歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどを使って清潔にしましょう。
歯周病ケアには、歯磨き粉だけではなく、ロイテリ菌や口腔洗浄器、歯ブラシなどもおすすめなので、この機会に是非ご覧ください。
歯周病ケアにおすすめのロイテリ菌
歯周病ケアにおすすめの口腔洗浄器
歯周病ケアにおすすめの歯ブラシ
まとめ
歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉についてご紹介しました。
歯周病ケアは、歯科医院だけではなく、ご自宅でのケアも重要ということがお分かりいただけたでしょう。
歯は、生涯に渡って使うものですから、歯科検診だけではなく、ご自宅での歯周病ケアも行って、予防することが大切です。
歯茎の状態が気になるという方は、この機会に、歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉を使ってみませんか。
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