判断力は、自分で考えて決める力です。
脳が発達する幼児期から判断力を伸ばすことで、自立心が芽生え、思考力も高まります。
しかし、子どもの判断力を高めるためには、どんなことをすれば良いか、どんな方法が良いのかなど、悩んでいる方もいるでしょう。
今回は、判断力を高める方法についてご紹介します。
判断力を高める方法とは
判断力は、物事を正確に把握して、評価する能力です。
判断力がない場合は、優柔不断、人の意見に流されるなどのデメリットがあり、仕事や人生においてもマイナスの要素になる可能性があります。
子どものうちから判断力を鍛えることで、一人で考える力が身につき、思考力も高めることができます。
ここからは、判断力を高める方法についてご紹介します。
子どもに質問する
判断力を高める方法は、子どもに質問することです。
質問することは、子どもが考えるきっかけになりますし、判断する練習にもなります。
- 「お昼は何を食べる?」と外食時のメニュー選びで質問する
- 「今日はどの服を着る?」と服を選ぶ際に質問する
上記のように、簡単な質問から始めましょう。
子どもが自分で考えて、きちんと回答できるようになったら、ステップアップです。

状況や原因などを含めて質問してみましょう。
- 「弟(兄弟、姉妹、友達など)とゲームの順番決めで言い争っていたね。どうしてそうなったのかな。どうすれば、仲良くできたと思う?」
自分で考えて答えを出すことができるように、質問したら待つことも大切です。
「じゃんけんで決めれば良かったんだよ!」と、すぐに答えを教えず、子どもの意見を尊重しながら、自分で考える習慣をつけましょう。
回答として意見を伝える
質問して、子どもに考えることを促した後は、回答として、親や保護者の意見を伝えることも大切です。
自分以外の人の話を聞くことで、新たな気づきや学びになることがあります。
判断材料が足りない時には、人の意見も聞くと良いということがわかれば、子どもが1人で判断できない場合の参考として取り入れるようになるでしょう。
回答を受け入れる
判断力を高める方法として、子どもの回答を受け入れることも大切です。
親や保護者の方から認められることで、子どもは自信に繋がり、自己肯定感を高めることができます。
- 「そういう考え方もあるね」
- 「お母さんは○○だと思うよ。でも、どっちも間違いではないよ」
- 「答えはいくつもあるんだよ」
上記のように、子どもの回答を受け入れて、間違いではないと伝えましょう。
子どもは、人と人の意見は異なること、正解は一つではないということに気づきます。

また、親から受け入れてもらえることが安心感になり、一人で判断することを怖がらなくなります。
どの意見でも認めてもらえるということを経験することで、自分の力で積極的に考え、判断できるようになるでしょう。
後回しの癖をつけない
判断力を高める方法として、後回しの癖をつけないことも大切です。
面倒なことや難しいことの判断は、後回しにしがちです。
しかし、子どものうちから後回しにする癖がついてしまうと、いつまでも決めることができない優柔不断な性格になる可能性があります。
もちろん、必要がないことに関しては、後回しでも良いですが、自分に関係する大切なことであれば、逃げずに判断する必要があるでしょう。

何に対しても後回しにせず、自分で考えて判断するということを繰り返すことで、考えることから逃げない人間にもなれるでしょう。
プログラミングを学ぶ
判断力を高める方法として、プログラミングを学ぶこともおすすめです。
小学校で必修化されたプログラミング教育では、プログラミング的思考や論理的思考、想像力・創造力、判断力、表現力など様々な力が身につきます。
プログラミング的思考は、物事を順序だてて考えることで、論理的思考の一部でもあります。
何か問題が起きた時、効率的に、そして最適なルートでゴールまで(解決まで)たどり着くためには、どのようにすれば良いかを考える力です。
プログラミングを学ぶことで、判断力だけではなく、コミュニケーション能力、プレゼン力なども高めることができるので、子どもの成長、将来においても役立つでしょう。
まとめ
判断力を高める方法や子どもにおすすめのプログラミングスクールなどについてご紹介しました。
子どもの判断力は、普段の生活の中で高めることもできますが、プログラミング学習もおすすめです。
プログラミング教育の目的であるプログラミング的思考を身につけることで、物事を論理的に考えて、判断することができるようになります。
プログラミングを学ぶことは、お子様の将来にとっても役立ちますので、この機会にプログラミング学習を検討してみませんか。





