メタバース、この言葉を聞いたことはあっても、どのようなことができるのか、どんな世界なのかについてまではわからないという方もいるでしょう。
日本でメタバースがブームになった時期は、2006年頃と言われています。
メタバースは、ゲームとしての利用が主でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、コミュニケーションの手段として、ビジネスの場でも注目されるようになりました。
今回は、メタバースの特徴やメリット、デメリット、楽しむ方法などについてご紹介します。
メタバースの特徴とは
メタバースは、メタmeta(超越)とバースuniverse(宇宙/世界)の造語です。
メタバースは、1992年発表のニール・スティーブソンのSF小説内で登場した言葉です。
小説内では、仮想世界としてメタバースという言葉を使っています。
メタバースは、インターネット上の仮想空間です。
仮想空間内を自由に行動することができ、オンライン上でのコミュニケーションも可能です。
一般的なゲームは、行動に制限が有りますが、メタバースでは自由な行動ができます。
ゲームはもちろん、買い物やライブ、会議、スポーツなども楽しめるので、没入感があり、現実のような世界で様々な体験ができます。
メタバースとVRは一緒?
メタバースは、先ほどもご紹介した通り、仮想空間のことです。
VRは、仮想空間を体験する際に使う手段、技術と考えるとわかりやすいでしょう。
現実世界では体験できないことを映像や音で味わうことができる技術です。
メタバースを利用する際は、VRを使うことが一般的で、VRゴーグルを使うことで立体的な映像と没入感を楽しむことができます。
メタバースのメリットとは
メタバースの特徴についてご紹介しましたが、メタバースには使うことで、様々なメリットもあります。
ここからは、メタバースのメリットについてご紹介します。
現実の世界のような体験ができる
メタバースのメリットと言えば、現実の世界のような体験ができることです。
音声のみの会話ではなく、体全体を使ってコミュニケーションをとることができるので、相手にも伝わりやすく、会議やミーティングの場にも取り入れられています。
現実ではできないことを体験できる
メタバースのメリットとして、現実ではできないことを体験できるということがあります。
メタバースでは、現実と同じような体験ができる一方で、現実では体験したくてもできないこと、自分がなりたいものなどになることもできます。
例えば、以下のような体験ができます。
- 異性の姿になること
- 宇宙飛行士になること
- ライブを最前列で(目の前で)味わうこと
- ペットを飼うこと
以上のように、現実では難しいこと、できないことを実現させることができます。
更に、メタバースにVRを活用することで、よりリアルな体験もできます。
VRを使って様々なシミュレーションができるので、交通事故や農作業時の事故、建築現場での事故などを疑似体験するために使われることもあります。
イベントへ気軽に参加できる
メタバースのメリットとして、イベントへ気軽に参加できるということがあります。
現実の世界であれば、遠方へすぐに行くことはできません。
しかし、メタバースを使えば、どんなに遠くても気軽に参加することができます。
時間だけではなく、交通費の節約にもなるので、コストをかけずにミーティング、会議へ参加できることから、企業でも取り入れている所があります。
臨場感を味わうことができる
メタバースのメリットとして、臨場感を味わうことができるということもあります。
平面的な世界ではなく、現実のような世界なので、臨場感はもちろんですが、ライブでの一体感も実感しやすいでしょう。
出会いの場になる
メタバースのメリットとして、出会いの場になるということもあります。
様々な形のメタバースのデメリットとは
メタバースのメリットについてご紹介しましたが、デメリットもあります。 ここで、メタバースのデメリットについてご紹介します。 メタバースのデメリットとして、依存があります。 メタバースは、他のゲームと比べると没入感が高いので、依存しやすいということがあります。 特に、お子様の場合は、長時間利用することで、現実の世界が疎かになる可能性がありますから注意が必要です。 メタバースのデメリットとして、費用がかかるということもあります。 メタバースの世界を楽しむ際は、様々な準備が必要です。 インターネット環境を整えることはもちろんですが、パソコンやゴーグルなども必要です。 また、ゲーム内で費用がかかることもあります。 メタバースを利用する際には、様々な費用がかかるということも理解した上で始めることをおすすめします。 メタバースの要素があるゲームは、様々あります。 メタバースの活用は、オンラインゲームでも進んでいます。 戦う、育てる、交流するなど仮想空間上で、リアリティのあるゲームを楽しむことができますから、お子様だけではなく、大人にも人気があります。 ここからは、メタバースの要素があるゲーム「あつまれどうぶつの森」と「マインクラフト」についてご紹介します。 メタバースの要素があるゲームとして、あつまれどうぶつの森があります。 あつまれどうぶつの森は、あつ森とも言われており、2020年に発売されたゲームです。 家を建てる、島を飾る、住民と集まるなどして無人島を作ることができるゲームです。 独特の言葉や穏やかなBGMが特徴で、誰とも争うことがないゲームなので、あらゆる世代から人気があります。 あつまれどうぶつの森は、任天堂switch用のソフトです。 現実の時間や季節とも連動しているのでリアリティもありますから、動物や自然を楽しむことができ、癒しの世界にもなるでしょう。 メタバースの要素があるゲームとして、マインクラフトもあります。 マインクラフト(Minecraft)は、別名「マイクラ」と呼ばれています。 マインクラフトの世界は、全てがブロックでできています。 ブロックで自由に自分の世界を作ることができるという魅力があります。 建築や冒険など自由な遊び方ができるのですが、オンラインプレイにも対応しています。 ネット環境が整っていれば、パソコンやスマホ、ゲーム機などを使ってプレイヤーと一緒に楽しむことができます。 VRは、VR SQUAREというVODでも楽しむことができます。 VR SQUAREは、ライブやスポーツ、アニマルなどを臨場感がある動画で楽しむことができます。 スマートフォンと市販のVRゴーグルを使うことでVR体験を楽しむことができますが、スマートフォンだけで利用することも可能です。 VR SQUAREの料金は、月額3,980円(税込)です。 月額3,980円(税込)で、全てのコンテンツが見放題というわかりやすい料金プランです。 VR SQUAREの月額コンテンツの中には、無料体験期間が設定されていることがあり、無料体験期間内に解約した場合は、料金が発生しません。 他に、ネットワーク接続料や通信料などがかかります。 VR SQUAREは、Wi-Fi環境下で利用することをおすすめします。 メタバースの特徴やメリット、デメリット、メタバース要素があるゲームなどについてご紹介しました。 メタバースでは、現実世界と同じような体験、非現実的な体験などを楽しむことができるので、人気が高まっています。 冒険や旅行などは高齢者からも評判も良く、高齢者向け施設でのレンタルも始まっています。 メタバースは、あらゆる世代にとって需要が高まっており、今後ますます発展していく分野であると言えるでしょう。 メタバースには様々なメリットがありますので、メタバースやVRのことが気になる方は、気軽に体験できるゲームやVODから試してみませんか。
依存
費用がかかる
メタバースの要素があるゲームとは
あつまれどうぶつの森
マインクラフト
VRを楽しめるVOD・VR SQUARとは
まとめ