子供の不安対策や親の関わり方

スポンサーリンク
不登校
当ページ内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

新入学、新学期、引っ越しなどで不安感が強くなると学校生活を楽しめず、不登校になってしまう子どがいるようです。

不安になることは、子どもだけではなく、大人にもあることです。

しかし、不安感が強すぎると日常生活に支障が出てしまうので、親や保護者の方の適切な配慮やケアが必要です。

子供の不安は、自己肯定感の低下、不登校、引きこもりなどを招くこともありますから、なるべく早い段階で気づき、適切に対処しましょう。

今回は、子供の不安対策や関わり方などについてご紹介します。

スポンサーリンク

子供の不安対策

子供の不安は、学校のこと、お友達との関係のこと、テストのことなど様々な場面で起きます。

遊んで忘れる、考えないようにするなど様々な対処法がありますが、中には、不安なことをずっと考えてしまうお子様もいるようです。

子供が不安になっている時は、親や保護者の方が安全基地になって、不安感を解消する必要があります。

ここからは、子供の不安対策や関わり方などについてご紹介します。

話を聞く

子供の不安対策として、話を聞くことをおすすめします。

子供の不安は、親に話すことで落ち着くケースもあります。

特に、新学期や引っ越しなど環境の変化による不安の場合は、気持ちを話すことで心の整理がついて、客観的に自分を見ることができるようにもなります。

話を親や保護者の方に聞いてもらうことで、気分がスッキリすれば、「何か不安なことがあった時はまた聞いてもらえば良い」と前向きな気持ちにもなり、不安感も薄れるでしょう。

子供が不安になる言葉を使わない

子供の不安対策として、供が不安になる言葉を使わないということをおすすめします。

子供は、親の気持ちに敏感ですから、不安になる言葉、恐怖を感じる言葉、心配になる言葉を聞くと不安感が強くなります。

恐怖を正しく怖がることは大切ですが、怖いだけで抜け道や希望がない状態にしてしまうと不安の中から抜け出すことができません。

例えば、感染症に対して、「感染したら体が辛くなるし、熱も出て怖いね」と恐怖をあおることはやめましょう。

  • 「感染しないように手洗いうがいをきちんとしようね」
  • 「もし感染しても治療すれば大丈夫だよ」

上記のように、前向きになる言葉を伝えることで、子供は不安や恐怖ではなく、希望を持つことができます。

子供は、何気ない言葉や冗談で言った言葉でも不安になることがありますので、お子様に影響を与えそうな言葉は使わないように気を付けましょう。

想像の世界から連れ戻す

子供の不安対策として、想像の世界から連れ戻すこともおすすめです。

不安を感じる子供の中には、自分で現実とは異なる恐怖の世界を描いて、浸っていることもあります。

想像する世界の不安なことは、現実で起きることとは限りません。

子供が想像で作り出した不安に感じる世界は、現実とは異なる世界です。

明るい想像の世界であれば良いですが、不安や心配が強くなる世界にしてしまうと何に対しても臆病になってしまいます。

実際には起きないことを想像して不安にならないように、「不安に思っていることは現実では起きないよ!」と伝えて、気分が明るく、楽しくなることを考えるように促しましょう。

明るい言葉に置き換える

子供の不安対策として、不安な気持ちを明るい言葉に置き換えるということもおすすめです。

登校時、発表会、コンクールなどお子様が不安な状態になるタイミングは様々です。

お子様が不安を感じている時は、「大丈夫?」、「緊張するね」、「落ち着いて」などと声を掛けることがあるでしょうが、不安感が消えるわけではありません。

不安になる時は、心臓の鼓動が高くなり、呼吸も浅くなります。

不安や緊張状態のお子様には、「楽しみだね!」、「ワクワクするね!」と前向きになる言葉を笑顔で声がけすることで、安心感を与えることができます。

浅くなっていた子供の呼吸も安心することで落ち着きます。

「楽しいからドキドキしちゃうね!」と明るく声を掛けつつ、体にも触れることで、不安感は軽減するでしょう。

スキンシップをとる

子供の不安対策として、スキンシップをとることもおすすめです。

先程のように明るく声がけする際にスキンシップもとることで、お子様の不安を軽減させる効果が期待できます。

スキンシップは、病院でも行われています。

看護師さんや医師が患者さんの体に触れることで、痛みの軽減や不安の解消、心を開く効果などが期待できると言われています。

また、抱きしめることでオキシトシンという幸せホルモンも作用するので、安心感と幸福感に満たされることで、不安を軽減させることができるでしょう。

自己肯定感を高くする

子供の不安対策として、自己肯定感を高くすることもおすすめです。

自己肯定感は、成功体験を繰り返すことで高まりますし、実際に様々な体験をすることで不安な気持ちよりも、好奇心や探求心が強くなる傾向にあるようです。

また、自分が好きなこと、得意なことが増えていくと、子供の自信になり、様々なことに対して積極的に行動できるようになります。

子供の毎日も充実するので、不安になることを考えるより、自分が楽しいと思うことを中心に考えることができるようにもなるでしょう。

安眠できるように体を動かす

子供の不安対策として、安眠できるように体を動かすこともおすすめです。

夜は、副交感神経が優位になるので、リラックスでき、入眠できます。

しかし、不安や緊張などストレスがかかっていると交感神経が優位になります。

交感神経が入ることで興奮モードになってしまい、なかなか寝付くことができないと不安になることを考えてしまい、不眠が続いてしまうこともあります。

不安を軽減させることはもちろんですが、体を動かすことでも眠りにつきやすくなります。

昼間に適度な運動をする、思い切り遊ぶなどで疲労感があれば、夜も眠りやすくなります。

散歩や外遊びもおすすめ!

散歩や外遊びなど、外に出て太陽の日差しを浴びることもおすすめです。

太陽を浴びるとセロトニンが分泌されて、精神の安定、安心感へ繋がります。

セロトニンは、自然の精神安定剤とも言われていますので、不安感を軽減させて、安心感を高めるために、外遊びや運動はおすすめです。

子供の不安には話を聞くことも大切!



子供の不安対策をご紹介しましたが、不安感が強いお子様の場合は、じっくり向き合う必要があるかもしれません。

子供の不安対策としては、まず話を聞きましょう

厚生労働省では、以下のように記載しています。

いやなことや悩みがあるとき、話を聞いてもらっただけで、問題が解決していなくても、気が楽になったという経験は誰にでもあるはずです。とくに、こころに不調を感じているときは、自分でも不安でつらい気持ちでいっぱいです。いきなり「病院に行こう」と言うよりも、まずはそんな不安な気持ちを聞いてあげましょう。

厚生労働省子どものSOSサインより

子供の話をしっかり聞いて、気持ちを受け止めることで不安も上手に向き合うことができるかもしれません。

しかし、話を聞いても改善しない時や症状が酷くなる時には、専門家へ相談することをおすすめします。

不安症の治療と言っても服用だけではなく、カウンセリングや行動パターンを変えることなど、不安感を取り除く方法は様々あります。

お子様の様子を見て、不安感が強くなっていく時には、小児科、精神科、心療内科など専門家を訪ねることをおすすめします。

不登校におすすめの学習教材や学校



不安感が強いと不登校になってしまうお子様もいます。

学校へ行けなくなるとお子様の学力の低下が心配でしょうが、不登校のお子様向けカリキュラムの学習教材や個別指導もあります。

不登校でも条件を満たすことで、出席扱いになるケースもあります。

お子様に合う教材や個別指導を選び、不安ともうまく付き合うことができれば、学校へ戻ることができるかもしれません。

不登校のサポート体制が整っている教材や個別指導を選ぶことで、再登校できるケースもあります。

また、不登校のお子様が通うことができる場所として、不登校特例校やフリースクールもあります。

環境の変化で、お子様の不安が和らぐこともあります。

安心材料を増やすことは、不安感の軽減にもなりますので、お子様のペースや性格に合わせた配慮をしましょう。



まとめ

子供の不安対策についてご紹介しました。

不安な気持ちを抱えて生きることは、子供だけではなく、大人にとっても大変はことです。

子供のうちから不安と上手く付き合うことができれば、過度に不安感を抱かず、生きやすくもなるでしょう。

子供は、親や保護者の方の様子を見て不安になることもありますから、お子様の恐怖心をあおるような言葉は使わず、気分が上がる言葉を選ぶこともおすすめです。

お子様が明るく楽しい毎日が送れるように、適度にスキンシップもとって、不安ではなく、楽しい気持ちで心を満たしましょう。



タイトルとURLをコピーしました