粘土遊びは、手や指を使う遊びなので、保育園や幼稚園などでも取り入れられている遊びです。
今回は、粘土遊びのねらいや効果、子どもにおすすめの粘土などについてご紹介します。
粘土遊びのねらいや効果とは
粘土遊びは、手や指を使って粘土をこねる、くっつけるなどだけではなく、道具も使うことがあります。
手や指を使って、何を作るか考える遊びは、脳にも良い刺激を与えます。
ここからは、粘土遊びのねらいや効果をご紹介しましょう。
手先が器用になる
粘土遊びのねらいは、手先が器用になることです。
粘土遊びでは、手や指先を使って食べ物や動物、乗り物など様々な作品を作ることができます。
粘土遊びでは、粘土だけではなく、絵の具やヘラ、型などの道具も使います。
様々な作業をすることで、巧緻性を高めることができます。
手先を動かすことは、脳へ刺激を与えて、成長期の脳の発達も促す効果が期待できるでしょう。
集中力を高める
粘土遊びのねらいは、集中力を高めることです。
粘土遊びでは、自分の頭の中で考えながら作品として仕上げていくので、集中して取り組むことで、自然に集中力を高めることができるようになります。
粘土遊びのように、手触りや形の変化を楽しむことができる遊びは、子どもにとって楽しく、夢中になれる時間です。
粘土遊びの感覚は、心を落ち着かせる効果も期待できると言われているので、お子様でも安心して取り組むことができるでしょう。
想像力・創造力を養う
粘土遊びのねらいは、想像力・創造力を養うことです。
粘土遊びでは、自分で考えて好きな作品を作ることができるという楽しみがあります。
最初は、粘土をこねて丸や三角などの形の作品しかできなくても、手先が器用になっていくことで、様々な作品を作ることができるようになります。
作品を作りながら「ここにビーズを入れてみよう」、「穴を開けてみよう」など発想力も高めることができます。
粘土遊びを楽しむほど、作品のレベルが上がり、作ってみたい物も増えていくでしょう。
五感を刺激する
粘土遊びのねらいは、五感を刺激することです。
粘土遊びでは、感触や変化、匂いなどを楽しむことができます。
粘土遊びでは、色付けや色を混ぜる遊び方もあるので、色彩感覚も身につきます。
ちぎる、混ぜる、にぎる、こねるなど、粘土で遊ぶことで、自然に五感を刺激して、成長期の脳の発達にも良い影響をもたらすでしょう。
子どもの粘土遊びにおすすめの粘土とは
粘土は様々な種類があります。
- 米の粘土
- 小麦粉粘土
- 寒天粘土
- 油粘土
- 紙粘土
- 樹脂粘土など
子どもによっては、口に入れてしまうこと、アレルギー反応を起こすこともあるので、必ず親や保護者の方と一緒に遊ぶことが大切です。
小麦粉粘土のようにアレルギーの心配がある粘土の扱いには、特にご注意ください。
ここからは、年齢別の粘土遊びの方法や粘土の種類などについてご紹介します。
0歳からの粘土遊び
粘土遊びは、0歳から楽しむことができます。
細かい作業ができない頃は、感触を楽しむことができるような粘土を選びましょう。
お米の粘土や寒天粘土は、小麦アレルギーの心配がなく、やわらかい感触を楽しむことができる粘土です。
カラフルな色合いの粘土なので、色を混ぜる楽しみもありますが、口に入れる心配があるので、必ず親や保護者がいる時に遊ばせましょう。
2歳からの粘土遊び
2歳頃になるとちぎる、丸めるなどの粘土遊びから、形を作る、色を組み合わせるなど作品が作れるまでにレベルアップします。
乾燥する紙粘土を使うことで、作品として残すこと、飾ることもできるでしょう。
3歳からの粘土遊び
3歳頃になれば、粘土だけではなく、ヘラや型などの道具も使うことができるようになるので、身近な食べ物や乗り物、生物などを作ることもできるようになります。
乾いたら固まる紙粘土や樹脂粘土だけではなく、焼くと固まるシリコン粘土もおすすめです。
固まるタイプの粘土を使えば、作品として残しておくことができます。
また、何度も使うことができる粘土もありますので、用途や遊び方に合わせてお子様が楽しめる粘土を選びましょう。
粘土遊びの注意点
粘土遊びのねらいや粘土の種類などについてご紹介しましたが、注意すべきこともあります。
ここでは、粘土遊びの注意点をまとめてご紹介します。
- 粘土は食べ物ではないので、口に入れないように保護者が一緒に遊ぶ
- 粘土はゴミや埃が付きやすいので、粘土板の上で遊ぶ
- 汚れやカビがある粘土は破棄して新しい粘土で遊ぶ
粘土遊びが1人でできるようになるまでは、ご家族や親子で一緒に遊びましょう。
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まとめ
粘土遊びのねらいや効果、子どもにおすすめの粘土などについてご紹介しました。
粘土遊びは、子どもにとって様々な効果があることがお分かりいただけたでしょう。
粘土遊びで作品を作ることは、子どもの頃だけではなく、大人になってからも楽しむことができます。
ミニチュア作品を作ってご自宅に飾る楽しみもあれば、販売する楽しみもあります。
お子様のごっこ遊びのおもちゃにもなりますので、この機会にご家庭での遊びに、粘土遊びを取り入れてみませんか。
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